こんにちは。フリーランスWebディレクターの米田健太郎です。
 

Web制作のご相談を受けていると、多くのお客様から「とにかく、かっこいいサイトにしてください!」「今風のおしゃれなデザインにしたいです」というご要望をいただきます。 

もちろん、企業や商品のブランドイメージを高める上で、視覚的なデザイン性は非常に重要です。

 

しかし、厳しい現実をお伝えすると、「ただ見た目がかっこいいだけのサイト」は、驚くほど商品が売れませんし、お問い合わせも来ません。 

 

今回は、なぜそのような現象が起きるのか、そしてCVR(コンバージョン率:サイト訪問者が目的のアクションを起こす割合)を劇的に改善するための「ロジックの魔法」についてお話しします。

 

 

アート(自己表現)とデザイン(課題解決)の違い

米田健太郎が教えるCVR改善のロジック

「かっこいいサイト」が売れない最大の理由は、作り手や発注者の「自己満(アート)」になってしまっているからです。

 

アニメーションが多用されていて画面がグルグル動く。英語の筆記体でおしゃれに書かれたメニュー。

 

これらは一見するとスタイリッシュですが、サイトを訪れたユーザーからすると「自分が欲しい情報がどこにあるのか全く分からない」という状態に陥ります。

 

私が大切にしているのは、Webサイトはアートではなく「デザイン(課題解決の手段)」であるという前提です。

ユーザーは「かっこいいサイトを見たい」から検索しているのではなく、「自分の悩みを解決したい」から検索して訪れています。

その欲求に対して、最短距離で答えを提示してあげることこそが、本当に優秀なWebサイトの条件なのです。

 

米田健太郎がこだわる「導線設計」のロジック

米田健太郎がこだわる「導線設計」のロジック

私は日々の働き方において、脳のエネルギーを無駄遣いする「スイッチングコスト」を極端に嫌うシングルタスク派です。

実はこれ、Webサイトを閲覧するユーザーの脳内でも全く同じことが起きています。

 

「あれ、料金はどこに書いてあるんだ?」「お問い合わせボタンはどこだ?」とユーザーに“考えさせてしまう”瞬間、彼らの脳には認知負荷(ストレス)がかかり、面倒になって離脱してしまいます。

 

だからこそ、私はWebディレクターとして「導線設計」を何よりも重視します。 

ユーザーがページを開き、情報を理解し、ボタンを押す。この一連の行動に一切のノイズを与えないよう、論理的に仕組み化するのです。

 

CVRを1.5〜2倍に引き上げるためにやるべきこと

米田健太郎がCVRを1.5〜2倍に引き上げるためにやるべきこと

過去に私が担当した案件で、LPのCVRを1.5〜2倍に向上させた実績がいくつかあります。

その時に使った手法は、決して特別な裏技ではありません。

 

「なぜ、この位置にボタンを配置するのか?」 「なぜ、このキャッチコピーなのか?」 「なぜ、この順番で情報を伝えるのか?」

これらすべての要素に対して、徹底的に「なぜ(Why)」を突き詰め、感覚ではなくデータとロジックに基づいた設計に作り替えただけです。 

 

ユーザーを迷わせる余分な装飾やリンクは、全て削ぎ落としました。

結果として、見た目はシンプルになっても、ビジネスに持続的な利益をもたらす「資産」へと生まれ変わったのです。

 

思考を削ぎ落とし、最短距離を設計する

米田健太郎のホームページ制作

「売れるサイト」とは、作り手の見栄を捨て、ユーザーの思考コストを極限まで削ぎ落としたサイトのことです。

 

もし、会社のWebサイトが「かっこいいのに成果が出ない」と悩んでいるなら、一度デザインの裏側にある「ロジックと導線」を見直してみてはいかがでしょうか。