こんにちは。フリーランスWebディレクターの米田健太郎です。

 

日々の業務の中で、「メールを返信しながら、資料を作り、合間にチャットを返す」

そんな働き方をしている人も多いかと思います。

 

一見すると「仕事ができる人」に思えるマルチタスク。

実は、脳のパフォーマンスを著しく低下させる要因だと考えています。

 

私は仕事柄、さまざまなプロジェクトを同時進行させますが、作業自体は徹底した「シングルタスク派」です。

 

今回は、私がなぜそこまでシングルタスクにこだわるのか、そして脳の「スイッチングコスト」を削ぎ落とすための具体的な仕組み化についてお話しします。

 

 

米田健太郎が「シングルタスク」にこだわる理由

米田健太郎が「シングルタスク」にこだわる理由

ずばり結論から言うと、「脳のスイッチングコスト」によるエネルギーの無駄遣いを防ぐためです。

 

スイッチングコストとは、別のタスクに切り替える際に発生する「脳の準備時間やエネルギー」のこと。 

 

例えば、集中して企画書を書いている最中に「ちょっといいですか?」とチャットが入り、それに返信した後、再び企画書の思考回路に戻るまでに、人はかなりの時間とエネルギーを消費しています。

 

PCのブラウザで例えると分かりやすいです。タブを何十個も開きっぱなしにしてあちこちのページを行き来していると、PCのメモリが圧迫されて動作が重くなりますよね。

 

人間の脳も全く同じ構造をしていると、私は考えています。

 

タスクの切り替えが生む「見えない負債」

米田健太郎が考える、タスクの切り替えが生む「見えない負債」

大規模システムの運用保守をしていた頃、米田健太郎自身も常に複数の障害対応やタスクに追われていました。

当時はマルチタスクでさばくことが「優秀さ」だと勘違いしていましたが、結果としてミスが増え、慢性的な疲労感に悩まされていました。

 

マルチタスクは、実際には「複数のことを同時に処理している」のではなく、「超高速で別の作業に切り替えているだけ」です。

 

この切り替えのたびに脳は疲弊し、結果として一つのタスクに対する思考の深さ(ロジックの精度)が浅くなってしまいます。 

 

だからこそ、「今はこの作業しかしない」という環境を意図的に作る必要があるのです。

 

スイッチングコストを防ぐ具体的な業務設計

スイッチングコストを防ぐ、米田健太郎の具体的な業務設計

では、実際に私がどのように業務を設計し、仕組み化しているのか。具体的な3つのステップをご紹介します。

 

  • 1. タスクの「塊(チャンク)」を作る
    細々としたタスクを分散させず、同じ性質の作業をまとめます。例えば「午前中はひたすらサイトの構造設計(ワイヤーフレーム作成)に没頭する」「メールやチャットの返信は12時と17時の1日2回にまとめる」といった具合です。
     

  • 2. 通知をシャットアウトする「環境」の設計
    集中すべき時間帯は、スマホを裏返し、PCのSlackやメールのポップアップ通知をすべてオフにします。外部からの強制的なスイッチングを物理的に遮断することが、最も効果的な仕組み化です。
     

  • 3. 思考ゼロで動ける「型(テンプレート)」の用意
    毎回ゼロから考えると脳のエネルギーを消費します。定例の報告フォーマット、よくある質問への返信文、プロジェクト開始時のタスクリストなどは、すべてテンプレート化しておき、思考のコストを最小限に抑えます。

 

まとめ:仕組み化による「余白」が良質なアウトプットを生む

米田健太郎が「マルチタスク」をやらない理由まとめ

私、米田健太郎が仕事の中で大切にしているのは、スイッチングコストを削ぎ落とし、シングルタスクに集中できる環境を作ることです。

 

この余白こそが、クライアントのフワッとした課題を紐解き、成果に繋がる「ロジック」を構築するための源泉になるのです。

 

 「最近なんだか常に忙しいのに、仕事が進んでいない気がする」と感じている方は、ぜひ一度、ご自身のタスク環境をシングルタスクに切り替えてみてください。

 

とはいえ、どれだけ完璧に仕組み化しても脳がパンパンになる日はあります。

そんな時は、サウナに駆け込んで強制リセットするのが私流です。