「てち!」
教室に戻るとすぐ理佐が気づいた。
なんかみんなで集まって話してたみたい。ねるまでいて、何かあったのかな?
「大丈夫なの?」
理佐が聞いてくる。
でも何の事言ってるのか分からない。
「なにが?」
「え?」
「え?」
「え?」
「あ、佑唯のこと?」
「ずーみんのこともそうだけどてちは?」
ん???
さっきから何言ってんだろ?
「ちょっとはかん働かせなさいよ」
「あ、先生。
あーそういうことね」
「そういうこと。じゃあ私行くね」
「ん」
「てちどういうこと?」
「あのキレイな先生誰?」
ほんと理佐と愛佳の質問攻めやめて欲しいよね。
「保健室の衛藤先生。あの人担任に何で言っ
てた?」
「熱があったから6時間目まで休ませ
たって」
「あー、それ嘘」
「いや、先生に嘘言わせるとか強すぎ」
「愛佳、言わせたんじゃないから」
私は4人に佑唯が高熱を出していること、親が迎えにこれないこと、家にもいないこと、だから私が側で看病することなど話した。
もちろん親がいないホントの理由や体の傷や痣などは、どこまで知っているの分からないので話さなかった。
「ずーみんのお父さん、つい最近仕事で海外
に行くことになったらしいよ。それでお母
さんも一緒についてって今は一人暮らしし
てるって言ってたよ」
ねるが教えてくれた。
やっぱり知らなかったんだ。
「てちってさ、ずーみんのことも佑唯って呼
ぶからどっちがどっちか分からなくね?」
愛佳が言う
「たしかに」
「じゃあ、ゆいぽんって呼べば?
私とずーみんはゆいぽんって呼んでるよ」
「それはやだ」
「てちがゆいぽんって呼ぶの想像つかない
わ笑」
「じゃあどーすんのよ」
小林由依、、、こばやしゆい、、
、、こばやし、、、、こば、、こば!
「こば」
「「「「なにそれ!」」」」
みんな一斉に笑い出す。
「なんで笑うんだよー!」
「いやー、なんか、何言ってんだって感じだ
よね笑」
「それね笑」
「いいよ、こばで。なんか新鮮だから笑」
そう言いつつも笑ってんじゃん!
「それより早く部活行こ?
結構時間やばいよ」
「ホントだ!急ご」
「ねぇ、今日みんなで帰らない?」
理佐が言う。
でも私、一緒に帰れないかも。
今言ったほうがいのかな、、まぁいっか、帰るときに言えば。
「いいよ、部活終わったら体育館行くね」
そっか、こばは吹部だもんね
「え、いいよ。そんな悪いから」
「大丈夫だよ、吹部の方が早く終わるし、て
ちと愛佳のバスケ見たいし」
「そっか」
「うん、頑張ってね!」
「ゆいぽんもね」
「うん!」