2020年より小学校で必修化とありますが、それだけ必要性があるということなのか?聞いていきました。

 

(rei) 「2020年からプログラミングが必修化になるということで、プログラミングの塾に通わせている家庭も多いようなんですが。

 

(校)「まず結構勘違いしている人が多いのですが、英語は教科化なんですが、プログラミングに関しては教科化ではなく必修化なのです。なので成績表にプログラミングという教科で成績がつくことはないんですよ。だから焦ってプログラミング塾に通わなくても大丈夫です。

 

(rei) 「そうなんですね~(ほっ)・・・」

 

(校)「これに対して、英語は教科になるんですよ。単体で成績つきますね。更に、中学受験にも入ってくるということです。」

 

(rei)「じゃあうちの子もそうなるんですね!」

 

(校)「2020年から5,6 年生は英語(外国語)が教科になるので、まさにちょうどなりますね

 

(校)「それに対して、プログラミングは教科になるわけではないので、単体で成績がつくわけではなく既存の教科の一部として教えていくということなんです。」

 

(rei)「今もやっている学校があると聞きましたが。」

 

(校)「そうみたいですね。今2019年なので来年からなのですが、先生たちも国語や算数の中で今試行錯誤しながらやっているようですね。」

 

(rei)「ほぅ。算数はともかく国語でもやるんですか?

 

(校)「そうなんですよね~。そこでの事例をいろいろ見させていただく機会があったのですが、まず一生懸命取り組まれて素晴らしいなあと思ったのですが、同時に、うーーーーん、、、先生もあまりプログラミングやったことがないんだろうなあ。。。と正直思いました。試行錯誤で努力の跡が感じられました。」

 

(rei)「ずいぶん遠慮がちですが、、爆笑(笑)どんな授業だったんですか?」

 

(校)「えーっと、その国語の中で言うと、シーケンスについて学ぼう。ということで、つまり僕が授業でもいってる順次処理のことなんですが、そのシーケンスを使えば、文章が楽に書くことができるとうことで、1.さいしょに○○をします、2.つぎに△△をして、3.さいごに□□をします という文章をみんなで作っていましたね。まあこれなら接続詞の話なので、無理にシーケンス使わなくてもいいのでは、という感じもします。」

 

(校)「まあこれはまだいいほうかな、さらに、変数という概念があるのですが、これを使えば他の人に分かりやすく物事を伝えることができるのでやってみよう。たとえばトマトは、変数1(色)=赤、変数2(種類)=食べ物 とか・・・・ それで生徒の感想が例えば、『今までは余計なことをたくさん話してしまっていました。これからは必要なことだけを変数を使って伝えていきたいと思います』 とか。。ガーン

 

(rei)「なるほど。。。」

 

(校)「正直、プログラミングの中の手法で人ともコミュニケーションしていたら、変わった人になってしまうと思うのです(笑)。

 

(校)「あとは、算数の授業でも、『計算の答えを確かめることをデバッグといいます。解いた計算をみんなでデバッグしてバグをみつけましょう。』とか。なんか大枠では間違っていないのですが、バグというのはいろいろありますが、プログラミングの世界では計算は間違えることはないと思うのです。実務経験のある人からすると、うーーーんと唸る内容でした。これがプログラミング必修化か・・・びっくりと。」

 

(rei)「先生たちも今、一生懸命やっているんですね。」

 

(校)「はい。行動と努力は素晴らしいと思いました。やる気もありますし。で、あと今年の春に教科書も出てきたんですね。2020年からのプログラミングが入った算数と理科の。そこでもなんか違うんですよね。例えば、『街灯が夜になるとつくのはプログラミングです。答えは明るさセンサーで暗くなると明かりがつくようになっています』。で、センサーの話に詳しく入っていっているんですね。」

 

(rei)「ほうほう」

 

(校)「私としては、プログラミングなら、夜になるとつくようにするにはどうすればよい?みんなだったらどういう仕組みにする?という論理的なところをもっと掘り下げてほしいんですよね。それには明るさセンサーも一つですが、それがなければ、もしかしたら時刻でオンオフにするという考え方もあるかもしれない。日の入り・日の出の時刻もネットにありますし。それも大正解。現に今タブレットなどではナイトモードと言って、日の入り・日の出の時刻で、画面の色合いを変えたりするものもありますし。」

 

(校)「セミが鳴きやんだら夜、と言った子もいて、なるほど~天才か思いました。セミの鳴き声センサーがあればいいですが(笑)。そうやって自分で、実現したいこと=楽したいこと をどうやって解決するかを、もっと頭で考える、というプロセスを大切におねがいしてほしいのです。これねえ、予言ですが、下手するとテストで 『街灯は □ によって夜になると電気がつく』 で、正解が 『明るさセンサー』 とか出たりしちゃいますよきっと。タイマーでは×。怖いなあ。。

 

(rei)「なるほど~。確かに自分の頭で考えて、自分で解決する能力が大事、ですもんね。」

 

(校)「そうなんですよ。やっぱり既存の教科の中で教えるようなものではないと思うのです。英語教育も、最近は改善しつつありますが、中学からやってもみんな海外で使えないのと同じように、プログラミング教育についても同じようなことになってしまわないかと、実務経験者の立場として、ちょっと危惧しています。詳しくは、また僕が書けたら書きますが爆  笑

 

(rei)「はい。よろしくお願いします。ありがとうございました。」

 

学校の先生たちも数年前から準備しているとはいえ難しいところですよね。。。汗

 

校長先生に聞いたようにプログラミング的思考をまず植えつけないとなかなか入っていけないような気がします。ちょっと考えちゃいましたキョロキョロ

 

 

テックフォーキッズ プログラミングスクール

https://school.tech4kids.jp/

 

テックフォーキッズ ブログサイト

https://tech4kids.jp/