
子供の頃と今とで食べ物が少し変わっているような気がする。
3歳くらいまではトリ肉(モモのロースト)を美味しそうに食べていたという。
それが4歳から高校生まで食べられなかった。トリだけでなく肉類総じてダメだった。
大学生になり独り暮らしをするようになって、栄養不足から生命の危機を本能的に感じて、食わず嫌いはしなくなった。
近所のトリ屋さんで買う肉やモツは美味しかった記憶がうっすらある。
当時ブロイラーの肉が安く出回り始めた。
ブロイラーの肉はクセがあり嫌な臭いがあったように憶えている。
ホウレンソウは昔も今も好きだが、子供の頃のホウレンソウは今よりもっと美味しかったような気がする。
とくに根っこの紫色のところが甘くて大好きだった。
ホウレンソウは品種そのものが違うらしいが、ほかの野菜にしろ果物にしろ昔のものと今とでは違うようだ。
昔の野菜や果物にはミネラルが豊富に含まれていた。
それが今はほとんど含まれていない。
土が痩せてきているのが原因だそうだが、土が痩せるのは化学肥料を使っているのが影響しているようだ。
化学肥料を使うと土の中の微生物が衰弱し土が硬くなる。
これを解りやすく説明したHPがあった。
お気に入りブロガーのムーさんは「大地の仕組み」というテーマで解り易く書いている。
化学肥料は土を殺す。
目先の収穫を追い求め栄養価の低い野菜や果物になってしまったのだろうか。
有機栽培・有機農法はまだ一部の生産者の方が行っているだけである。
育てることの難しさは理解しているつもりだが、もう一つ先を見た作物づくりに踏み出していただきたい。
そして、私たち消費者も価格に惑わされず、本物を選び支持するようにしたいものだ。