SGE のサムザップで SREs(Service Reliability Engineer)として信頼性を向上している Catservant です。

3回目の今回ブログを書くテーマは「2020年、私の執着」です。
執着とは、日高さんのコラムによると、周囲から見ると「どうしてそんなに頑張れるの??」と言われるような仕事への姿勢とのこと。
今期私が執着したいことは、「2、3年後を見据えた採用と育成を行うこと」です。

2019年下半期から、私を中心にサムザップではインターンと内定者アルバイトの受け入れを強化しています。それは新卒でCA/サムザップに入りたいという子を増やすことが目的です。エンジニア統括組織の一員として、組織内の体制を作った結果として、下半期で目標値としていた受け入れ人数を大幅に超過して受け入れることができました。
今年は2年以内に採用活動から入社後の育成プランまで一気通貫に行う組織にすることを目的に、インターンと内定者アルバイトの受け入れから幅を広げたい!そんな思いで、エンジニア統括組織の体制変更時に「採用と育成」担当に立候補しました。

今半期は数年後のサムザップのあるべき姿をビジョンに描き、具体的なミッションをマイルストーンとして一つずつ実績を積むことで、来年、再来年とサムザップをより良き組織にしていきます!

具体的には、以下のことを行います。
・サイバーエージェント採用活動へ積極的に参加する社員を増やす
インターン募集イベントに参加し、直接学生と話す機会を増やした結果として、インターンの数を増やすことができました。サムザップのゲームに対する熱い思いを持った社員が学生と直接話すことで、ゲーム事業部のサーバーサイドに興味を持ってほしいと考えています。

・受け入れる体制の強化
もともとサイバーエージェントでは「素直で良い人」、「能力の高さではなく一緒に働きたい人を採用する」という方針で採用しています。
https://www.cyberagent.co.jp/way/features/list/detail/id=23826
そのため、サムザップのインターンでは、働く姿をイメージしやすいように就業型に力を入れていました。働いている状態を把握した方が一緒に働きたいかどうかお互いに分かると考えているためです。
この動きにプラスして、スキル面でも育成できる仕組みを取り入れたいと考えています。
実際に仕事をしているとこのスキル習得しておけば良かったと思うことも多く、学生からも何を学べば良いか分からないことがあるという声を聞きました。
そこで内定者が入社時点で保持すべきスキルをまとめることで、インターンよりも長い期間サムザップに所属することになる内定者に明確に何を勉強するとどう役に立つのかを示すことができます。学生にも会社にもメリットのある良い動きだと考えています。

・サムザップの技術広報強化
これについては、2019年の5月にもブログを書いています。
https://ameblo.jp/tech-yoshi/entry-12461823766.html
AWS Summit Tokyo 2019 にて登壇したり、グループ外/社外の勉強会へ参加しました。コミュニティに所属することで、サムザップの認知度をあげて(技術広報も兼ねて)採用に貢献します。

今半期は数年後のサムザップのあるべき姿をビジョンに描き、具体的なミッションをマイルストーンとして一つずつ実績を積むことで、来年、再来年とサムザップをより良き組織にしていきます!

特にバックエンドのエンジニアを、新卒が採用枠を奪い合うような職種にしたいと考えています。
CA、SGE、サムザップのみなさん、一緒にゲームのバックエンドを盛り上げていきましょう!


そして、以下はサーバーサイドの学生に向けたメッセージです。

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さて、学生のみなさん、スマートフォンゲーム事業についてどんなイメージをお持ちですか?
ゲームのバックエンドエンジニアはどんなイメージですか?

ゲーム業界では、技術発展とともに人に見せることのできる成果物を産みやすいことからクライアントの人気が高まっています。個人でも開発しやすく、通信を気にせずに作ることができることもから導入のハードルが低いことも人気の要因なようです。

  • 「バックエンドは技術的な挑戦ができなさそう(新しい技術に触れる機会がなさそう)」
  • 「サーバーサイドはAPIリクエストに返答するだけで、楽しくなさそう」
  • 「サーバーサイドはプロダクトを直接ユーザに届けている実感が湧かない」
  • 「クライアントは成果物が目に見えて楽しいけど、サーバーサイド、インフラは地味なイメージがある」

この3年半くらい学生と採用活動やプライベートで話をしていて、こんな声が聞こえてきました。
大きな声で叫んでも良いでしょうか?


「そんなことはない!バックエンドも楽しいんだよ!」

私がそれぞれ返答したいと思います。

 

「バックエンドは技術的な挑戦ができなさそう(新しい技術に触れる機会がなさそう)」

サムザップを含めSGEでは、挑戦したい人に任せる文化があります。
まず、新卒2年目のインフラエンジニアだった私が、会社の主力タイトルをデーターセンターからAWS へ移設するという「大きなミッション」を任せてもらったこと。サムザップ初の オンプレミス→パブリッククラウドへの移設となり、組織としても、個人としても、技術的な挑戦の塊のようなタスクでした。

  • パブリッククラウドのサービスを検証して、オンプレミスと同等以上のパフォーマンスを達成するために何が必要なのか
  • クラウド特有のスケーリング機構を使って、ゲームイベントに合わせてAPIサーバーの台数調整する
  • AWS環境でのベストプラクティスを、運用を想定しながら設計する
  • redis cluster と Redis on EC2 のパフォーマンス比較、failover 機能を試すためにスクラップアンドビルドを繰り返す


... 聞いているだけでワクワクしませんか? 技術的な課題を運用を考慮しながら解決することを継続して行うそんな職種が SRE です。最終的にサービスの信頼性をあげることなら、なんでも挑戦させてくれますよ!

 

ゲーム事業では、新しいプロジェクトが始まるごとに技術選定があるので、新しい技術を検証したり、導入するチャンスは一般的なサービス運用会社よりもむしろ多いです。



サーバーサイドはAPIリクエストに返答するだけで、楽しくない?
サーバーサイドはプロダクトを直接ユーザに届けている実感が湧かない?


サムザップでは、エンジニアでもアイデアを出したり、ゲーム性に対して意見を言うことが推奨されています。
企画に対して、プランナーと他職種がユーザ目線で「これは辛い」「こっちの方が楽しいんじゃないか?」と議論しているのをよく見かけます。

サーバーサイドのエンジニアだからこそ、分かることも多く、実装面では考えなくてはならないことが多いです。
・機能特有のエラーのハンドリング
・バックエンドに対する負荷のかからない効率的なロジック
・データ構造の設計、水平/垂直シャーディングすべきか
・イベントに合わせたスケールに対応したレスポンス速度
ユーザが体験するクライアントの動作も、サーバーサイドがあってこそ成り立つものです。
特に リアルタイムGvGなどは、レスポンス速度がシビアに結果に反映されるため、遅くならないように努力し続けることが必要になります。サーバーサイドでもユーザ目線にたった働き方ができると言うことです。


「クライアントは成果物が目に見えて楽しいけど、サーバーサイド、インフラは地味なイメージがある」
正直に言ってしまうと、インフラの仕事は外からは地味に見えると思います。
しかし、実際には縁の下の力持ちとして、踏ん張るやりがいのある仕事です。さらに サムザップではインフラエンジニアとしてだけでなく、サービスの信頼性を向上するチーム SREs として働くことになります。プロジェクトが長く続くために、コスト最適化とパフォーマンスの安定化のバランスを計るという大事なミッションを持っています。

サーバーサイドでも同じように、中からしか見えないやりがいや外には公表できない成果というものがあります。
ユーザから直接見える部分だけでなく、実際にインターンに来て、判断してみませんか?

かなり熱く長く語ってしまったのですが...
皆さんがインターンでスキルを向上し、ゲームのバックエンドの仕事がどんなものか体験してもらえるように、サムザップでお待ちしております!!