今日は、GWの合間の出勤日
長期休暇も良いですが、こういうちょい出勤も悪くありません。
さて、技術士二次試験 体験記その4
択一問題です。
択一問題は、出題20問の中から15問選択して回答
6割以上である9問以上正解で合格です。
20問中9問であり、自分の専門分野を優先的に選択できるとみれば少しハードルが下がるようにも思いますが、侮ることなかれ。
環境部門に限らず、様々な分野から出題されるため、それなりの準備が必要になります。
環境部門の場合、環境保全計画、環境測定、自然環境保全、環境影響評価と4つの分野から出題されます。
環境保全計画だと、条約の問題や、環境基準の達成率、法律等の解釈の問題
環境測定は、JIS 規格に記載されている内容や測定の留意点、評価方法等
自然環境保全は国立公園、山、外来種、在来種の特性等等
環境影響評価は環境影響評価法等
といった内容が出題されます。
さらに、この年から、試験の評価制度が若干変わり、
択一問題で6割をクリアできなければ、その後の論文を評価すらしてもらえなくなります。
これは、つらい。
で、過去問を見て、これは厳しいなぁ~というのが率直な感想でした。
国立公園とその山名を覚えようか?山の高さとその特徴を覚えようか?
在来種を抽出し、その生息域を覚えようか?外来種についてもっと調べようか?
環境基準の達成率、環境規準値を超過した物質について多い順・・・これは確実に覚えよう。
条約は覚えようか?でも昨年出題されているし出ないかな?
環境測定では、得意分野が出題されることを祈ろう・・・。
読むべきは環境白書かなぁ?
など、様々思いめぐらせました。
結果的に私のしたことは、
平成25年度、平成26年度の過去問をまず解いて、環境白書を見る。
予想問題を作成してみる。
(択一問題は平成19年度~24年度は無し)
平成16~18年度は解かなくても良いでしょと全くみませんでした。
それが間違いであると気付いたのは試験の約1週間前でした。
ふと、力試し程度に平成16~18年度の問題を解いてみようと、日本技術士会のホームページから過去問をダウンロードし解き始めました。
すると、おや?見たことがあるぞ??という問題がたくさん出てきたのです。
なんと、平成26,27年度の択一問題の中に、平成16~18年と全く同じ問題及び類似問題が含数問含まれておりました。
そのうち、何問かは一言一句変わっていないのです。
しまった!もっと早くそれに気づいていれば・・・と悔しがる私。
一方でまだ一週間ある。
論文の勉強もあるが、これも大事・・・とすべて打ち出し、車の中(信号の待ち時間・・・危険ですので真似しないでね)、お昼休み、論文練習の指休めの間、とにかく解きまくりました。
ある意味、近年の過去問よりも、その時期の過去問の方が重要でした。
これについては、もっと早く気付けばよかったとほんと後悔しました。
ただ、それでも類似問題がその年の試験にでるかどうかは、実際の問題を見るまでは半信半疑でしたが、27年度も数問同じ問題あるいは類似問題が出題されました。
試験直前でしたが、それに気づかなければ実際合格点に達していなかったかもしれません。
今でもそれを思うと冷や汗ものです。
28年度はどうなるかはわかりませんが、択一問題については平成16~18年度の問題もしっかり解いておいた方が良いと思います。
一度、早い段階で解いておきましょう。しかも同じ問題が出る可能性があるという思いを持って取り組みましょう。