「わが恋うひとは」少しだけ読みました。
第二章の終わりまで。
ここで、男雛の登場です・・・・。
これほど、先に読むのを躊躇する本は初めてです。
とはいえ、読むの二回目ですが・・・。
今回も、怖くて最後まで読めない気がするなぁ。
でも、この話の結末も気になるし・・・・
さて、今日はガスクロマトグラフィーの検出器篇
まずは、個別の検出器ではなく、
検出器の性能について。
先のブログでも書きましたが、
ガスクロマトグラフィーには多種多様の検出器があります。
それぞれの検出器に特徴があります。
今回は、
性能の評価について述べます。
検出器の評価として、
感度、直線性、選択性、安定性があります。
感度:どの程度、低い濃度まで測定が可能か
微量分析をする際に、感度が良いほうが有利は言うまでもありません。
また、濃縮が必要な場合でも、濃縮率を下げることも出来、装置全体にも負荷低減効果があります。
直線性:濃度とレスポンスの比例関係が得られる濃度範囲
直線性の得られる測定範囲が広いほど、希釈操作など、分析工数が増えなくてすみます。
ただ、直線性がないと測定が不可能等いうわけではありません。
例えばFPD分析における、硫黄化合物は二次曲線となります。
分析担当者は、目的成分ごとに把握しておく必要があるでしょう。
選択性:検出器が反応する物質の構造や官能基に特異性があるか。
→平たく言えば、何にでも反応するか?、ある構造を持った物質のみに反応するか?
といったところでしょうか。
選択性があれば、狭雑物の影響は受けにくいという利点があります。
一方で、測定できる化合物に限りがあります。
選択性のない検出器はその逆ですね。様々な物質の一斉分析には向いていると思います。
例えば、絶縁油中のPCB分析におけるECDとMSによる定量。
環境省などが様々な分析手法を検討する際に、クロスチェックなどを行い評価されていました。
ECDよりMSのほうが分析結果が高い傾向にあるとのこと。
それは、ECDが油成分に対して選択性が無いということに起因します。
逆に、選択性の無い検出器で分析する際には、精製がをよりしっかりし、狭雑物の影響を取り除く必要があります。
安定性:ベースの変動や感度が安定しているか。周辺温度等分析環境、分析条件によってベースが変動や感度に影響を受けにくいか。
使用している検出器が何に影響されやすいか把握する必要がありますね。
検出器の特性を書けというようなシンプルな問題は出にくいかもしれませんが、
ガスクロマトグラフィー分析における問題点や原理、特性が何らかの形で、
出題されるかもしれませんので、しっかりと把握しておく必要がありますね。
それぞれの検出器の特徴と評価方法みたいなかんじでまとめるのも良いかと思います。今日はこんなところで。