せっかく、お茶摘みを手伝ったので、
少し調子に乗って、ブログで少々・・・
まず、気づいたことは、
茶畑によって、
お茶の木の形状が違うことです。
上が丸い円形になっているもの。(大半の方が抱いているお茶の木の形状でしょうか)
と
上が平らになっているもの。(案外多いです。)
上が平らになっているほうの特徴として、
まず、機械によるお茶の刈りやすさでしょうか。
丸い形をしたお茶の木、平らなお茶の木。刈りやすさは明らかでしょう。
一方で、冷気の影響が受けやすいのが難点です。
(今は、大半の茶畑で上部から扇風機を回して、冷害を回避していますが・・・・)
少し芽の出が遅いようです。
茶園が、もともと丸い木が多かったのは、
これは冷気に弱いお茶の冷害対策だったようです。。
春先に冷気が茶園面を覆う事がありますが、、
丸い形状だと冷気が停滞しにくくなります。
そういった事情から、
お茶の木は、
傾斜地に植えたり丸園に仕立てたそうです。
これも今では、
防霜ファンの普及により、
ほぼ解決されていますが・・・。
ちなみに、この防霜ファン。
普及に努めたのは三重県の方のようです。
次に日照量です
上が平らなほうが一日を通して、
茶葉全体に対する日照量が多くなります。
しかし、この日照量必ずしも多ければ良いというわけではないようです。
ビタミンという観点からすると、
日照量が増えればビタミン類(特にアントシアニン)が、
豊富なお茶になるかもしれません。
一方で、
お茶は、ビタミン以外にも、
渋みや、うまみ、他の機能性などバランスのとれた飲み物です。
それを考えると、日照量だけでは語れなくなります。
なかなか複雑です。
ここでお茶の成分について少々・・
お茶はカテキンの機能性(抗菌性)がもてはやされていますが、
本来お茶はカテキンの渋みよりも、
テアニン(うまみ成分)の多いお茶が高級茶として、取引されます。
テアニン類の機能性としては、癒し効果が明らかにされています。
心の癒し、頭の疲れの癒しに期待です。
このテアニン類、葉の渋み成分よりも、
若い芽の茎に多く含まれているそうです。
したがって、
八十八夜前後の若芽の新茶に、
テアニン類が多く含まれることになります。
八十八夜は旬とい事もあるかもしれませんが、
この、うまみ、癒し効果も、
一番高価で取引される所以ではないでしょうか?
一方、自然の茶葉には、
直射日光が多く当たれば、茶の葉が色濃くなり、
ビタミン類のうち、特にβカロチンが多く、
ビタミンA,B,C等が多く野菜代わりになるほどです。
一日必ず食後に三杯は、
急須でお茶を飲むようにしたいものです。
どうも、今のペットボトルのお茶は、渋みだけで、
自然のお茶のテアニンのうまみではなく、
単なる水のような喉の癒し効果だけに感じます。
べつに、ペットボトルのお茶を全否定しているわけではありませんが・・・。
バランスよく、渋みも、ビタミン類も機能的に摂取できる急須で、
飲めるように努めたいものです。
栄養、味に加えて、和菓子との相性の良さも忘れてはいけませんね。
もともと、お茶好きの私。
暑い夏にも、好んで熱いお茶を飲むくらいです。
いつか、お茶ブログも日常化する日が来るかもしれませんね。
来るかなぁ・・・。