今日は、朝から家族で私の実家へ日帰りで行ってきました

自然の多い実家。

長女、次女は蝶を追いかけ、二匹捕まえてきました。


虫かごに入れて、大喜びの二人。

次の課題は、どうやって育てるか?

えさは何?(何故か虫かごにクッキーが入っていましたが・・・・)

と調べてみました。


いろいろ書いてありましたが、

ハチミツを10倍ほどに薄め、お皿に入れておくとよいとのこと。


ただ、蝶は飼育が難しい虫のトップランキングに入るとの情報も入手。

さらに、せまい虫かごの中で、窮屈そうにしている蝶を不憫に思い、

逃がしてやることに。

娘の説得が大変かと思いましたが、

思いの他、あっさりと認めてくれました。

少し悲しげでしたが・・・・。


さて、今日ですが、

ガスクロマトグラフの注入口について。

その①

メンテナンスです。


試料を注入するところだけあって、

最も汚れやすい部位の1つです。


汚れてくると、感度の低下(特に吸着性、高沸点化合物に顕著な影響)、

妨害ピーク、ベースラインの上昇など様々なトラブルの要因となります。


キャピラリーカラムの場合、

注入口の構成要素としましては、

上からセプタムでシールし、

その下にガラスインサート(気化室)

更にその下にカラムの先端が入ります。

そして、その注入口にキャリアガス、スプリットライン、パージラインなどがあるといった具合です。

下手な説明ですみません・・・・。


さて、メンテナンスですが、

主に、セプタムの取替え、ガラスインサートの洗浄および取替え、といったところでしょうか。


セプタム

注入を繰り返していると、セプタムの穴が大きくなり、シール性が失われます。

また、セプタムカスがガラスインサートのなかに入り込み、

吸着性、高沸点化合物の感度低減の原因となります。

また、セプタムカス自体が、注入試料による汚染を引き起こす、要因にもなります。


ガラスインサート

こちらも、試料注入により、試料からの汚染物(とくに不揮発性成分)が

ガラスインサートに吸着することがあります。

これにより、セプタムの場合と同様

吸着性、高沸点化合物の感度低減の原因となります。

また、感度低減だけでなく、ピーク形状の異常をひきおこします。


とくに、吸着性、高沸点化合物に影響と書きましたが、

揮発性化合物にももちろん影響はあります。

ヘッドスペースーGCMSで分析するような、成分についても、

注入口のメンテナンスを怠ると、

バラツキが大きくなり、

精度良い分析が行えなくなります。


また、FIDによる分析でも、

注入口の汚染がベースラインの上昇を引き起こします

とくに、油汚染に係るTPH分析では、このベース上昇は致命的になります。

一方で油汚染現場の土壌は注入口を汚すに十分な試料が多いので、

分析者の頭を悩ませるところです^^;


定期的なメンテナンスだけでなく、

下水や油等による汚染の影響を受けやすい

試料を分析した後は、必ず注入口メンテナンスは

必要となります。


なんか、今日は集中力が無いです。

今書いている文も、十分に集中力の無さを感じさせる内容です。

反省・・・・。


また、注入口についてはその②につなげていこうと思います。

注入方式とか・・・・。


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