今日の中日新聞に面白い記事がありました。

英語の質問箱「右」はなぜ「正しい」?という質問。


Rightという言葉は「右」という意味と「正しい」問う言う意味があり、

なにか歴史的な由来があるのかという質問。


その回答は以下の通りでした。

古代ローマでは

「人間の右側には神が宿っている」と信じられてきました。

そういったことから、神の前に進み出る時は、必ず右足から出すと決められていました。

一方で、左足から進み出た場合は祟りがあるとされており、

公共の場では「右から進み出た」かどうかをチェックする門番まで立つようになったとのことです。


そこから「右」であるRightに「正しい」という意味あいが生まれたとのことです。


そこで、紹介されていたフレーズ

get off on the right foot・・・右から踏み出す→出だしが順調である

という意味になります。


さらに大学入試センター試験の文も紹介されていました。

The ancient Romans believed that the right side of the body was the good side,while the left side held evil spirits

Their word for ”right” ,dexter,gave us dexterous,which means ”skillful ,whereas their word for ”left” ,sinister means evil or wicked


右側が良い側で左側には悪霊が宿っている。

右をあらわすdexterから派生したdexterousは「巧みな」という意味で、

一方で左を意味するsinisterは「不吉な」、「邪悪な」にあたる

ということです。


「言語は文化」とはまさにそのことですね。

外国語にかぎらず日本語もこのようなアプローチのしかたをするのも

面白いですね。


そういえば、チョイ前までよんでいた「沈まぬ太陽」

こちらにも、アフリカではイギリスに支配されていた時代の影響で、

you must・・・という命令系の言葉がよく使われるらしい。

なる分が書かれていました。


参考までに

器用だねは

she's so dexterous!

です。