バンクーバーオリンピック
いよいよ始まりますね。
てか・・・普通に忘れていました。
まずは、ノーマルヒル予選が、
開幕式に先立って行われるとのこと・・・
岡部選手、出序できなくて残念ですが、
その思いを、ラージヒルで晴らしてもらいたいです。
バンクーバーの積雪量
例年に比べて少ないようですね。
大会関係者や地元の方々もやきもきしていることでしょう。
一方、暑い国のナイロビ
食糧不足のライオンやハイエナの為に、
シマウマやヌーなどを、移送することを決めたそうです。
過去25年間で最悪の干ばつ状況で、草食動物の個体数80%減少したようです。
そのため、肉食動物が人間集落を襲う可能性があることから、
シマウマ4000頭、ヌー3000頭を移送することになったとのこと。
もっともっと、いろいろなところで、深刻な状況ってあるのでしょう。
私たちも目を向けることが大事かもしれません。
さて、今日はバイオマスニッポンの戦略の一つであります、
バイオマスの種類について。
まずは、バイオマスの種類から
・廃棄物系バイオマス
・未利用バイオマス
・資源作物
・新作物
といったものがあります。
廃棄物系バイオマス
廃棄される紙、家畜排せつ物、食品廃棄物、建設発生木材、黒液、下水汚泥等があります。
黒液はエネルギー利用率100%です。
廃棄物系バイオマスは逆有償で収集されるものもあるものから、経済的側面からも、
利用率が高く、今後も伸びていくと考えられます。
また、食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律や、
建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律等
リサイクルに係る法規制の後押しがあることも特徴的です。
未利用バイオマス
農地に放置されている農作物非食用部(稲わら、もみ殻、麦桿(ムギワラ))や林地残材がそうです。
これらは、これからの伸びを期待する分野でしょうか。
農作物非食用部は堆肥、飼料、家畜敷料として、30%ほど利用されておりますが、70%が未利用です。
また。林地残材については、製紙用に2%利用されている以外はほとんど未利用となっております。
未利用バイオマスの促進には、運搬、処理、加工等のコスト的な観点や、
大掛かりなプロジェクト、ビジネスモデルの導入などが必要かもしれません。
逆に伸びしろがると言うことで期待も大です。
資源作物
日本では、サトウキビを用いたバイオエネルギーの着手があります。
特に、アサヒビールが取り組みに熱心なようで、
2002年から、九州沖縄農業研究センターと共同でサトウキビ原料からバイオエタノール作りを着手しました。
先月、アサヒビールへ工場見学に行きましたが、環境への取り組みを本当にしっかりとしている印象を持ったことを覚えています。
食料用作物が燃料に変わってしまう・・・というイメージがありますが、
このプロジェクトはその問題をクリアしています。
一株の茎数が多い品種を使っているので、普通に砂糖を使っても、かなりの量があまるようです。
そのあまった量をエタノール変えます。
また、搾汁の残渣であるバガスというものを燃やして発電しています。さらに余剰電力を売却す・・・。
考えてますね~。
新作物
これは、海洋植物や、遺伝子組み換え植物等を用います。
現段階では、実施されておりませんが、2050年頃の導入を目指しています。
バイオマス導入の大事な要素に経済面以外に賦存量というものがあります。
賦存量とは、資源の潜在的な量です。
では、種類別に見ると、
湿潤重量/年 乾燥重量/年 エネルギー換算
廃棄物系バイオマス 約32,700万トン 約7,600万トン 1270PJ
未利用バイオマス 約1,700万トン 約1,500万トン 260PJ
資源作物 約2,200万トン 約1,300万トン 240PJ
新作物 未知数
というところです。
未利用バイオマスの含水量の少なさが目立ちます。
今日は、これまでです。
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