微量PCBの分析方法・・・・

なかなかでないですねぇ。


うちで、分析をするのなら、

他の環境試料とは、隔離してするか、

他試料に影響を及ぼさない方法を考えないといけません。


分析装置も、しかりで、

できれば、絶縁油PCBの専用機にしたい。

そこで、どの装置を選択するかであるが、

私は、アジレントのμECDに大変魅力を感じる。


ECDは濃度検出器であるため、

検出器の感度は、セルなどの容積あたりの、物質量に依存する。

要は、物質の絶対量ではなく、濃度に依存するということである。

よって、μECDのようにセルを小さくすることにより、

感度を高めることが出来る。


とくに、絶縁油中のPCBでは、精製を上手くしないと、

装置へ大きな負担がかかることになる。

そこで、感度を稼げるμECDは大変有用であると思う。

同じような検出器にはTCDが挙げられる。


一方で時間当たりの絶対量に感度が依存する検出器もある。

代表的なものとしては、FIDが挙げられる。


しっかりと、検出器の原理や弱み、強みを知っておくことが大切である。


明日が早いので、今日はこのへんで。

おやすみなさ~い 
奪取:技術士(環境部門)