現在、国際物流は過去に経験したことが
ないほど変化をしている。
海上輸送に関してだが、横浜-ロサンゼルス航路のコンテナ運賃は2020年末頃から上昇し、
現在ではこれまでの4倍〜6倍ほどに高騰している。
また、本船のスペースがなく、輸出したくてもできない荷主が多くいる。
ではなぜこのような状況になったのかというと、
大きな要因の一つがコロナでアメリカ国内の
需要が急回復し、
特に中国からの輸出される貨物量が大幅に増えているからだ。
需要=アメリカ
供給=中国
上記が大半を占めているので、コンテナ船がそもそも日本の港に寄港せず、中国とアメリカ航路を行き来しているのだ。
中国は豊富な資金があるので、運賃は日本の倍の料金を払っている。
そのため船会社としても中国からの貨物を優先しているのだ。
しかしながら、私見だが、船会社は何かと理由をつけて日本からの運賃を値上げしている。
コロナによる港湾作業員の不足や、
スペースの逼迫、燃料費の上昇などだ。
おそらく船会社は、上記にかかった費用以上の値上げをしている。
実際の直近の船会社のほとんどは軒並み過去最高益を出している。
彼らはインフラなので強気のビジネススタンスなのだ。
インフラは誰のためなのか。
必要以上に利益を上げることは正しいことなのか。
立ち止まって考える必要があるのではないか。
船会社は今やバブル絶頂期だ。
イケイケドンドンでやりたい放題。
言い値の料金を払って船積みしてくれるからだ。
貿易は世界の船会社が入り乱れて混在している。
残念なことに日本の船会社も世界の船会社と同様のスタンスで、日本を優先しようとする気はないようだ。
日本のコンテナ船の会社が一つしかないことは問題で、競争原理が働かず、利益を出すことだけの考えになってしまったいると感じる。
このままでは日本の消費者にも影響が出てくるだろう。
物流費の高騰がそのまま商品に転嫁されるからだ。
不安定な社会だからこそ、企業として、
また人として正しい行動をするべきではないか。
船会社は今後痛い目を見ることになる。
なぜならばアメリカの大手荷主は自社でコンテナ船を買い、輸送をする動きが出ているからだ。
これまでのお客様を失うことになり、
長期的に考えば船会社のやっていることは間違っていたと認識するだろう。
せめて日本の船会社だけでも正しい仕事をして欲しかったのだが、非常に残念である。
この先の海運業界はレッドオーシャンだ。
ただそう思っただけ。