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その2です.

本日のドクターヘリ(岡先生,三浦先生,林看護師)
1件目 意識障害
 朝の回診後,一斉PHSが鳴ります.救急覚知同時要請です.「急に倒れて意識なし.」現場直近の農道に着陸して現場にダッシュ!(写真左) 救急車に搬入と同時に現場到着.車内で診療を開始し8分で機内収容.そのままTECCMC搬送です.
 急性大動脈解離.厳しい状態でした.

2件目 目撃あり心肺停止
 1件目の初療搬入直後に要請です.急いでヘリにストレッチャーを戻し離陸.現場まで15分程度かかりそうです.「目撃ありの心肺停止.」 何とかしたい,そう思いながら飛行します.すると幸いなことに現場に医師がおられ,心肺蘇生を施されているとのこと.救急隊現着後,そのまま病院搬送されることになりキャンセルとなりました.
 早期医療介入を考えた適切な要請でした.現場におられたDr.,ありがとうございます.

3件目 痙攣重積
 2件目からの帰投中に要請です.そのまま反転,出動です.要請から13分で患者さんと接触,救急隊現着してから3分後です.医療介入までの時間短縮は何分の一になるのでしょうか!医療チームは診療を開始.意識障害あり,低血糖なし.病歴,既往から症候性癲癇が鑑別にあがります.幸い消防が第一選定で直近病院への搬入受諾をとってくれてました.ヘリで搬送,安定した状態で引き継ぎます.
 適切なヘリ要請は早期医療介入と搬送時間の短縮を実現するのです.当地域のJターン応需率は非常に高く,消防のみならず医療機関の協力体制も非常にありがたいです.

 文字数の関係で「その3」へ続きます.もう少しお付き合いください.