
本日は学会1日目です.教育講演,教育セミナー,ランチョンセミナーで勉強し,今後の臨床研究の方向を思案します.午後1番で座長.各ご施設で創意工夫された治療がなされています.参考にしましょう.最終セッションまでしっかりと聞きました.TECCMC診療開始前後での予後比較,治療の妥当性など検討すべきことが浮き彫りになりました.医師だけでなく,看護,コメディカルのレベルアップも必要です.
明日も座長をさせていただきます.今宵も部屋にこもって予習とお仕事ですね.今日は岡先生,番匠谷先生で緊急手術を行ってもらいました.なかなか示唆に富んだ症例だったようです.お疲れ様.
本日のドクターヘリ(幸部先生,番匠谷先生,林田看護師 記録より転記と番匠谷先生の証言より)
1件目 交通外傷
乗用車の事故で閉じ込め事案.今まで要請はあれど,なかなかドッキングまで至らなかった地域からです.しかし今回は違います.救出に時間を要し,ドクターヘリによる早期医療介入が実現しました.患者さんにとって有益な救急医療を提供するためにはどうするか?このことを常に考えている消防本部は,いつか必ず重症の患者さんを救い上げることが出来るのです.ランデブーポイントに向かう途中に適当な空き地があります.そこにヘリを下ろせば最短の医療介入です.安全を確認,確保しJA822Hは着地.幸部先生,番匠谷先生,林田看護師は空き地の入り口までダッシュ!救急車の侵入に備えます.ところが,入り口の鍵が開きません!周囲は柵に囲まれています!!患者さんはすぐそこにいるのに.「柵を乗り越えて救急車に乗り込みます!それっ!!」 柵越えの名手・番匠谷先生(以前のブログ参照)と山登りの名手・幸部先生は軽やかに柵を乗り越え,救急車内へ.車内で走りながら外傷初期診療開始.どうやら致死的外傷が隠れていそう.幸部先生,番匠谷先生は一番近い救命救急センターを選定します.救急車侵入可能なランデブーポイントへ移動しつつ,ヘリも同時に移動.患者さんを速やかに乗せかえ離陸します.ランデブーポイントから10分弱.搬送先のヘリポートに到着し引き継ぎます.
後にいただいたお返事では,開放骨折,血管損傷などがあったそうです.早期医療介入と搬送時間の短縮が患者さんの予後を決めました.
朝方の天候がすっきりしません.但馬空港から出られない事態も起きております.要請に応えられず,ご迷惑をおかけすることがあるかは思いますが,どうぞ宜しくお願い申し上げます.