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 いろいろ興味のある演題,発表があり勉強になります.しかしどの救命センターも救急医が足りないと・・・厚労省の試算では,必要救急医数の半分しか救急医がいないとのこと.行政,国民(住民)を含め,救急医療を真剣に考えないといけない時期です.

本日のドクターヘリ(岡先生,番匠谷先生,林田看護師の報告より)
1件目 急性冠症候群
 15分弱かかる地域からの要請です.持続する胸痛,冷汗あり.ヤバい状況を考えながらフライトします.ランデブーポイントでドッキング.12誘導心電図,心エコーなど.やはり急性冠症候群,急性心筋梗塞が疑われます.薬剤投与を行いながら一番近い(door to baloonも考慮)循環器対応可能病院へヘリ搬送とします.
 適切なヘリ要請と迅速な病院受け入れにより,患者さんの予後,後遺症が改善,軽減されます.

 ちなみに小生は「病院前救急診療におけるBone Injection Gun (BIG) を用いた骨髄輸液路確保の有用性」を発表します.ショック状態,心肺停止状態の患者さんの輸液路確保には非常に有用です.BIGの写真を載せております.コードブルーでも山Pが使ってましたね.