イメージ 1
本日は大阪でセミナー講師をしてきました.日本救急看護学会主催の救急看護セミナーです.お題は「救急領域における腹部疾患」と「腹部外傷」.3年連続お話しをさせていただいております.フライトスーツをジャケットに着替え,いつも給油で使っている但馬空港から飛行機で伊丹空港へ飛びました.但馬空港のエプロンには天候不良にて神戸に帰られない初代豊岡ドクターヘリ「JA818H」が静かに休んでいました.セミナーに参加された皆様に,但馬救命救急センターのHPとこのブログを紹介しました.何かご質問,お問い合わせなどあれば「teccmc@gmail.com」までご連絡ください.お待ちしております.

本日のドクターヘリ(記録から転記します)
1件目 痙攣
 サッカーの練習中に痙攣を起こされたようです.同時要請で,速やかに出動,早期医療介入を実現していました.状態が安定していたため,ヘリで直近の2次病院へ搬送しました.本日の写真上段がランデブーポイントの様子です.

2件目 交通外傷(軽乗用車単独事故)
 傷病者2名でした.現場直近の河川敷に着陸,現場から外傷初療を開始しています.1名を救急車搬送,1名(重症)をヘリ搬送としています.2名ともTECCMC搬送です.この地域は受傷から外傷初療開始までが本当に早い地域となりました.本日の写真中段がヘリ着陸地点から現場を見たところ,下段左が現場活動する松井先生,幸部先生.下段右がヘリ搬入時です.今日は小さな写真ですが,盛り沢山にしてみました.

3件目 転落
 適切な要請で早期医療介入と搬送時間の短縮につながりました.外傷はTECCMCへ搬送です.

4件目 脳内出血
 意識障害にて救急覚知同時要請でした.繰り返す嘔吐,意識障害に伴う舌根沈下,短い頸など悪条件が重なって,低酸素からの心肺停止に陥ってしまいました.ランデブーポイントで気道確保(輪状甲状靭帯切開)を行い,オートパルスを装着,ヘリ内で心拍再開させてTECCMC搬入となっています.非常に厳しい病院前救急医療を幾度も乗り越え,本当のフライトドクター,フライトナースになっていきます.

留守を守ってくれた医局の先生方,本当にお疲れ様.朝まで平和な時間が流れることを切望しています.