GW1日目墳活!百舌鳥古墳群を訪れました | ぱんりこ亭2019

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スウェーデンでの子連れ2年単身を終え(2017-18年)日本に帰ってからはランニングに加えてトライアスロンをスタート。そしてコロナで猫が家族に増えました!レース、猫ネタ、グルメブログです。

 

 

しばらく運動いいかなーと思っていたGW一日目。和の美さんのお誘いでなんと百舌鳥古墳群のツアーがあるという!大阪府民なのに仁徳天皇陵にも行ったことなかったのですが、この機会に行きたいな、とお友達の墳活女子をお誘いして参加してみました。

 

百舌鳥駅10時集合。そもそも中百舌鳥に行きかけて、友人に違いを教わる(汗)

駅で集まった皆さん、興味津々。今日の講師は古墳ライターの郡麻江さん!熱い古墳ラバー。

 

普通に住宅街からスタートしたのですが、いきなり鳥居??

世界遺産になって以来堺市がいろいろ予算をかけていて、楽しめます。しかもほとんどの場所が無料!

まずは御廟山古墳。周りにお濠があるとわかりやすい。

中には鳥のパラダイス!ということで、鳥がたくさんいます。アオサギとかサギとかきれいでした。

ちゃんと世界遺産なので説明が充実。墳活女子曰く、ほとんどの古墳はこれ?という感じで放置されているそうです。さすが世界遺産。

古墳は端からの景色が最高!ということでこのアングル。ここから撮ると、自然ではなく人の手にかかっているのが一目瞭然。

でも周りは超住宅街

曇っていたのが逆にお濠に映り込んできれいでした。

ここからまた歩いて善右衛門古墳へ。住宅街と古墳がなじんでいるのがすごい。。

実はこんな住宅街の中にあるしかも枝生えてます。。

さらにいたすけ古墳へ。こちらは森が伐採されて形がわかりやすくなっています。

この古墳、朽ちかけている橋が残っているのですが、昭和30年にこの橋を通ってトラックがガンガンわたり、宅地を造成しようとしていたのを、初の市民運動で堺市が保存するようになったという曰く付きなのだそうです。今や世界遺産の一部。森の伐採前にはタヌキが住んでいたそうですが、伐採後の写真を見つけられなかったので、引越しちゃったのかな。

兜が収集されていて、この兜は堺市の文化財保存のシンボルマークになっているそうです。

このあたり、まさにどこも古墳。仁徳天皇陵の角にある長塚古墳と

収塚古墳。円墳のように見えますが、

実はこの色が変わっている部分が帆立の形のところで帆立貝型古墳だったそうです。

Google mapでチェックするとどこにいるのかと古墳の形がよくわかります。

万博のたれにも埴輪君が。。

ここからランチへ。素敵なカフェに行きました。

いろんなものが古墳モチーフでした。

豪華ランチ。いろいろちょこちょこ食べられておいしい!

なんとこちらにも古墳がいた!

友人が立て替えてたお金を入れてくれたのも古墳時代モチーフ。今や100円ショップで手に入るそう。古墳ってそんなに流行ってたのね。。

 

食後、古墳初心者ならここ、という百舌鳥古墳群ビジターセンターへ。空から映した迫力満点の画像が楽しめます。そしてこんな展示も。古墳が堺、奈良、九州を中心に中国四国にまで広がっているのがわかります。大きいのは堺と岡山に。

さらにこの年表がわかりやすかった。スフィンクスは4500年前、始皇帝陵は2500年前。古墳は西暦500年くらいなのでだいぶ歴史は若い。でも大きさでは結構比較できるほど、というのが驚きでした。さすが世界遺産!

位置の確認。まさに古墳群。

かぶりつきで話を聞く参加者たち。

そして堺市博物館へ。こちらも古墳の説明ビデオが見れて、古墳から採集された埴輪が展示されています。犬の埴輪、この博物館のマスコットキャラクター、梅ちゃん。

なんだかユーモラスな人型埴輪。

地階には実物大埴輪パズルがありました。梅ちゃんに挑戦。

簡単そうでめちゃくちゃ難しかった!

ということで無事にできた記念撮影。

こちらはさらに難しい円筒形埴輪に挑戦する参加者。

仁徳天皇陵に納められていた記録のある金の鎧兜の複製を試着できます。重かった~。友人とパチリ。
雨も上がってきたので表でも記念撮影。
ここからいよいよ仁徳天皇陵に向かいます。

全体像がわかりやすい模型。大きな古墳の周りには陪塚と呼ばれる関係者、家来や副葬品を埋めた小さめの古墳が取り囲んでいるのだそうな。消滅しているものもいくつかあります。

そして「陵」と言われる場所は天皇のお墓なので、宮内庁の管轄下にあり中には入れません。古墳というより、皇居か伊勢神宮か、という感じの作りの拝所が設けられています。仁徳天皇陵は三重のお濠なので、中はこんもりした森がわかるくらいでほぼ形もよくわからない。

ちょっと休憩。レモネードも埴輪

豪華トイレにはこいのぼりの手ぬぐいが飾られてました。

グワショウ坊古墳を越えて七観音古墳へ。周りが整備されてました。

このあたりでは二番目に大きい履中天皇陵古墳へ。柵の間から写真が撮れます。こちらは小ぶりなのとお濠が一つなのもあってきれいな形がわかりやすい。別名「ミサンザイ古墳」とも呼ばれていて、中百舌鳥にある二サンザイ古墳に似てる!このミサンザイ、二サンザイはどちらも貴人の墓を意味する「みささぎ(陵)」の転訛と言われているそうです。

堺の特徴は古墳ぎりぎりまで住居が迫っているところ。こんな街中でも古墳がちゃんと保存されている証です。

ここから帰路につきます。古墳の中にはここまで人工的に補修がされてしまっているものも。。

登ってみると結構高さがあるのがわかります。

中に入れるところも。

上から見下ろしたところ。テラスはちょっと崩れていて、ここだけ見ていると人工物?かよくわかりません。

しかしこの後駅に向かう途中で見た小山はすべて古墳に見えてしまうのだった。。恐るべし古墳の魔力。なんと10時にスタートしたツアー。すでに16時半。。

 

今日は戻ってきて近所のビストロの白ワインセット!

うまし。GWスタートしました。