クロムツは、妻曰く、今まで僕が釣って帰った魚の中ではマハタに匹敵する最も美味しい魚であると。もっと釣って来なさいと。そんなことを言われたら(家族を放置して釣りに勤しむことに些かの罪悪感を抱く)僕も嬉しくなるじゃないですか。


新栄丸さんで未明のフラッシャーサビキ、萬栄丸さんで半夜の餌釣り、しばらくこの二つでクロムツ釣りを勉強していくつもりです。月に最低二度は行きたい。


今からちょっとずつ技術を磨いて、妻のために真冬の美味しいクロムツを釣るのです。


そんなクロムツ釣りにおいて、いくつか疑問があります。


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(1)ハリスについて


(a) 太さの正解は?

萬栄丸さんの推奨だと10号、新栄丸さんだと6号。ハリスは細いほど食いが良いのは初心者の僕でも分かりますが、暗い深海で差が出るものなのか。季節にもよりますが、枝スの細い新栄丸さんの方が暗闇時間が短いというのも面白いポイントですね。また、萬栄丸さんの方が沖に出ているのでより大物も掛かるのかしら?潮流によっても最適な太さは変わりそう。


(b)  枝長の正解は?

萬栄丸さんで70〜75cm、新栄丸さんでは23cm。短いほどおまつりリスクが下がり、手返しは良くなるでしょう。餌とフラッシャーの違い、針数の違いもあるんでしょうね。餌釣りとフラッシャーの思想の違い。そして各ポイントの潮流も考慮すべき因子でしょうか。


(c)  枝スの出し方は?

三叉サルカン、親子サルカン、回転ビーズ、直結。

萬栄丸さんだと親子サルカン、新栄丸さんだと直結です。

サルカンだと速やかに損傷枝スの交換が可能ですが、回転ビーズは強度の心配があります。フロロ同士の直結の方が魚に違和感を与えにくいとは思いますが、外洋のしかも中深海において、そんなに影響があるものでしょうか?直結だと針が1、2個失われても、針の多い新栄丸さんならそのまま継続しちゃいそうですが、もっと失えば仕掛けを交換したくなります。枝スの長い萬栄丸仕掛けであればサルカンの違和感も薄れるのかな。なお、三叉サルカンの方が親子サルカンよりも糸の絡みが少ない印象ですね。

そして、直結だと幹糸に枝スが巻き付いて大変なことになりがちですが、サルカンだとスムースに絡みやねじれを取りやすいのも見逃せません。


(d)  針数は?

船宿仕様だと萬栄丸さんだと三本、新栄丸さんだと七本。広大なタナを探るにはそりゃあ針が多いほど有利でしょうが、サバ地獄のときは針が少ないほどタナまで送り込めると学びました。強風の中の手前祭りが致死的であることも。状況に応じて増減出来ると良いですね。新栄丸さんだと針数の規定はないと思われますし。


(e)  枝間は?

萬栄丸さんだと150cm、新栄丸さんも150cm。ここはもう針数と枝長、手返し効率のバランスなのでしょう。まあ、この差は余り釣果に影響しなそうかな。追い食いを期待しないのであれば、針少なめ、枝間長めという戦略も成り立ちそう。


ひと尋という視点での150cmであるならば、個人的にはもう少し枝間が短い方がたぐりやすいですね。120cmかな。



(2)針について


(a)  ムツ針か丸海津か

萬栄丸さんではムツ針、新栄丸さんでは丸海津が船宿仕様。丸海津の方が吸い込みやすいが比較的バレやすい、という認識。ムツ針にも細軸、太軸がありますね。行きつけの釣具屋さんでは太軸を勧められました。バレにくいですよと。


(b) 号数は

ムツ針でも細軸と太軸では、例え同じ17号でもだいぶ大きさが変わる印象です。デカムツ狙いとはいえせいぜい2キロ、3キロであれば、細軸17号でも大丈夫なんでしょうか。ならば、細軸の方が釣れやすい気がしますが。


新栄丸さんの丸海津5号はだいぶ小さい印象。それで2キロのデカムツも釣れたので、まあ余りこだわらなくてもいいのかな。



(3) フラッシャーについて


(a)  色に意味はあるのか

新栄丸さんのは赤メインが多く、緑メインが少し。色の差はあるのでしょうか?暗い海底でクロムツが餌に食いつく最大のきっかけはフラッシャーの醸し出す波動という理解なのですが。


(b)  長さや量は

長さは6センチ程度。少なくともヒラヒラをたくさん巻く意味はなさそう。自作する上では巻きすぎるとチモトの結びが弱くなります。なかなか上手く作るのは難しい。。。 



(4) 仕掛け途中のヨリモドシについて

新栄丸さんの仕掛けでは、針4本と3本の途中に小さいヨリモドシがあります。キンメみたいに水面までよく泳ぐ魚が掛かると仕掛けがねじれる、それは理解できます。どうせならもっとしっかりしたヨリモドシを付けるべき?コストさえ目を瞑ればその方が良さそうですが、逆にヨリモドシを起点に仕掛けが絡んだ体験もしました。するとあの大きさがベストなのかな?仮に直結が有利だとして、一箇所でも上等の親子サルカンを噛ませれば良いのではないか?



(5) 対スミヤキについて

僕はまだスミヤキを釣ったことも実害を被ったこともありませんが、同船者の中には黒いPEやオモリを使っている方もいました。PEの高切れは悲劇ですが、今までの数少ない経験からは電動リールを2個持参すればそれで事足りそう。



(6) 魚の回収について


(a) 手持ちか置き竿か

魚が掛かったとき、手持ちのまま巻き上げるのとロッドホルダーにおいて巻き上げるのとではどう違うのか?船の揺れを吸収出来ればバレにくいのは手持ちかなとも思いますが、結構疲れますよねえ。


(b) 魚を外すのは先か後か

上の針から船に取り込みながら逐一魚を外すのが新栄丸船長のアドバイス。他の船では魚は針ごといったん船床に置き、最後の魚を取り込んでからおもむろに魚を外していくという指示を受けました。その場合、広い(長い)スペースがないと魚が暴れて仕掛けがグチャグチャになるリスクがあります。従って新栄丸船長の指示通りにするのが合理的ですが、モタモタしていると下の針に掛かった魚がバレたり、海面下のフラッシャーにサバが食いついたりという事態も経験しました。いずれにせよテキパキ無駄なく動けるようになるのが重要ですね。なお、いずれにしてもオモリは船にあげない方が良いですね、手前祭りの予防として。


(c) 巻き上げ速度の正解は

サバやサメがいるときは全速力で!と指示されましたが、そうするとバレたり針に唇だけが残ってきたり。まあ、船長の指示に従うのが鉄則なんでしょうけども、相当残念な思いをしました。



などなど疑問は尽きませんが、過去四回のクロムツ釣行で痛感したことは、


『手返しが最重要』だってこと。


僕みたいな初心者でもちゃんと仕掛けをタナに届けられれば、ろくに誘い方を知らなくても釣れちゃうのがクロムツです。


上手と下手を分けるのは、とにかく手返し。


無駄のない動き、合理的で次につながる所作、釣座の整理整頓。限られた時間、投入回数の中で、モタモタしていたらそれでおしまい。


なんて忙しない釣りでしょう。

絶対好き嫌い分かれるだろうなあ。


僕も本来わりとのんびり釣るのが好きなたちですが、クロムツの旨さを知ったら止められません。萬栄丸さん、新栄丸さんで鍛えられてきます。


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■萬栄丸さんでの自作仕掛け

基本は船宿指定に準拠。ムツ針は太軸、細軸を交えて簡単な検証予定。短いハリスも有効かどうか。親子サルカンで簡単にハリス交換出来ますしね。


■新栄丸さんでの自作仕掛け

まずは自作のフラッシャー針が有効かどうかの検証。丸海津と細軸ムツ針を交互に。直結と三叉サルカンで差はあるのかの検証も。

そして、状況に応じて仕掛けの針数を変更出来るように、4本針仕掛けを必要に応じて連結するシステムを組みます。

とにかく実釣時間が限られるので(リレー船なので)、これらで上手くいかなければ素直に船宿仕掛けを使います。