ボートエギング・深場スロージギングを予定していた権平丸さんが風のためコンディション見込めずとのことで中止になり、急遽釣り船を探すことに。権平丸さんは大好きな船なのに、今年になって荒天での中止が相次いでいます。


『こういう悪天候の日に無理して釣行強行しても良い思いをした試しがない』と重々承知なのですが、それでも船に乗りたいワタクシ。


しかし問題が。


ワタクシ、釣り道具の大半が職場に置いてあるのです。家に置くと(主に奥さん関係で)いろいろ問題になるから。


現在車に積んでいるのはエギングタックルと、翌日息子と行く予定のマアジ・イサキタックルのみ。今(勤務先とは別の場所で夜の会議からの帰宅後)からまた職場に道具を取りに行く暇はないぞ。何とか車の中の道具で行ける船は…


江見港の新栄丸さんが目に止まりました。


午前1時40分集合・出船…??鴨川だから…げ、帰宅後すぐに出発しなければ。


こりゃー徹夜だな。でも夜釣りしてみたいな。先日萬栄丸で釣ったクロムツが家族に大好評だったし、行ってみよう!


■クロムツタックル

リーディングネライ mh-230w

シーボーグ400J

PE4号

仕掛けは船宿で購入


■コマセ五目タックル

リーディングMG 64 M-235

シーボーグ300J

PE3号

サニービシFL60号

片天秤40cm

仕掛けは船宿で購入


リーディングネライはオモリ150号まで対応。船宿サイトによればオモリは150号〜200号。うーむ、微妙だ。タックルもレンタルするか?


電話で伺うと、150号までのロッドは200号背負わせても大丈夫とのこと。そんなものか。うん、何とかいけそう。(これは失敗。やはりネライmh-230wに200号はキツイ!)


問題はクーラーボックスで、車には30リットルのしかない。足りるか?みんなが大型クーラーパンパンの中で、自分だけ「もうとっくに打ち止めです」という事態は避けたい…いや、こういう日はきっと大して釣れないってさっき書いたばかりです。30リットルのでいいや。


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風速10mを超え、雨は降っていないのに全身びしょ濡れになるようなシケ。波が船べりを越えて身体に掛かります。


深夜2時、海も空も真っ暗で、水平線も見えない。そんな非日常の中で、釣りして参りました。『蟹工船』という言葉が頭に浮かんでは消え…


■vsクロムツ

船中ゼロ!


いやー釣りにならなかったですもん。

枝間150cmの7本針仕掛けトータル11mを投入、回収を繰り返すのですが、吹き荒ぶ風に翻弄され、手前祭どころか左右のお客さんの仕掛けとも船上で絡む始末。。


船長に叱られながら、それでも全集中の呼気で頑張りました。

水深は最大200m程度の底寄り中層。例えば船長の指示は『水深157m、120mから150mを探って!』てな具合。


仕掛けが長いので、探ると言っても5mずつくらい落とし込んでいくイメージ。キンメ、サバ、特大ウルメイワシが釣れましたが(キンメ以外は表層)、クロムツらしいアタリすら無し。


あ、そうそう。

クロムツは針に付け餌はせず、フラッシャーのみで釣れるそうです。このフラッシャーがお祭りをほどく際の大きな障害でして⋯絡みつくんです、例えば相手の針に。あーイライラした!


仕掛けメモ:

丸海津5号7本針赤系フラッシャー、ハリス6号、幹糸7号、枝長24cm、枝間150cm、全長11m。


■vsイサキ

夜明けになってもクロムツが釣れず、船長も苦渋の決断でイサキ釣りへ。


イサキかー。。。

明日イサキ船に乗るんだよあ。(^_^;)


船宿で買ったのは4本カラー針仕掛け、幹糸2号。

オキアミコマセですが、やっぱり付け餌不要と。


ワタクシ、イサキ釣りは二回目ですが、前回も『シケで権平丸が中止になって急遽利八丸に飛び乗ったものの、波風が強くてろくに釣れず、船宿の釣果ブログにも掲載なし』という悲惨な思いをしたのでした。


その利八丸に明日乗るのですが、息子とですので、今日イサキを十分釣れれば明日は息子の付き添いに徹することが出来るぞと思い、本気を出すことに。


船べりに、左からロッドホルダー、コマセザル、マグネットシート。この順番を覚えておきましょう。最初ロッドホルダーを右に置いたら船長から『そういう基本所作が分かってない人はどうせ下手で釣れないってすぐに分かる』という内容のことを拡声器で言われて凹みました。。。なかなか個性的な船長さんですな。


で、釣果ですが、大小入り混じって32匹。やはり風で仕掛けが絡むタイムロスがなければもっと取れたのになー。大小の大と言っても特大クラスは混じらず、ぎり刺身にしてもいいかなくらい。小はリリース。


4荷掛けも二回、ほとんどダブル以上で取れて、追い食いの感覚が何となく分かってきました。


前回の利八丸ではリーディングネライ mh-230wを使い、今回はリーディングMG 64M-235を使ったのが大きな違い。断然後者の方がイサキ釣りに向いていますね、僕の場合。なんていうかネライだと弾いてしまっている感覚があったんですよね。MGだとそれが皆無。つるんと飲み込んでくれる感覚。


仕掛けメモ:

IWASE地域限定『新栄丸イサキング仕様』

チヌ2号カラー針4本、ハリス2号、幹糸2号、枝長25cm、全長4.3m。


帰りにキャスティングに寄って同じような仕掛けを買おうと思ったのですが、IWASEのカラー仕掛けで4本針のものは見たことがないと。残念。


■vsコマセマダイ

初めての体験、コマセマダイ。


仕掛けは当初船宿の1本針6mを使ったのですが、すぐにお祭でロストしたため、持参したダイワの2本針仕掛け6mに。


その結果、1.4kgのまずまずサイズを筆頭に3匹ゲット。


初挑戦で3匹も釣れるなんてラッキーでした。


サニービシの使い方は安田丸シマアジ船で教えて頂きました。それが活きたかなという印象。


いろんな釣りを体験したい性分で、餌釣りもルアーも何でも好きなんですが、そうはいっても一番自分に合うのが餌釣りだなと。ビシの調整とエサ付けだけ本気を出して、あとはのんびりアタリを待つスタイル。好きだなあ。


特大のサバも掛かりましたが、リーディングMGだと止めにくくてモタモタしている間にバレてしまいました。次の萬栄丸で餌にしたかったのに。


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こうして、沖上がりまでに3つの釣りを体験させて頂きました。船長さんはとても個性的でしたが、何とかお客に魚を釣らせたい、上手くならせたいという熱意は極めて強いようで、常に誰かしらに指導してくださる方でした。中乗さんはいない船なので、ある程度のことは一人で出来る人でないと船長さんから叱られるでしょうね。僕も叱られました。それでも今日は学びという意味でも密度高く、クーラーボックスもそこそこ一杯になり、帰宅後にはイサキを捌かねばならない憂鬱もまた良しとして帰路につきました。


またよろしくお願い致します!