永井のいない名古屋に怖さは全くなかったと思います。シモビッチだけなら問題なく抑えられたというのが現実で、試合の焦点は、どうやってゴールを奪うかのみに絞られました。スコアレスのまま後半30分くらいまで行ってしまうと、何らかのアクシデントがあるので危険度はありますが、前半中にゴールを奪えたことで、1点ではありますが概ね勝敗は決まったように思いました。
あとは、いつもの悪い癖である「プレーを止めてしまう」ことが起こらないことでした。今までは先制するとギアが下がり、そのまま下がりっぱなしで相手の気勢を上げてしまい、何度かピンチを招いてしまうシーンが続きました。この「気を抜く」ことが課題であると書き続けてきましたが、この日は気を抜かず、プレーを止めずに最後まで川崎のサッカーを見せつけることができたと思います。
しかしながら、そんな中でも新たな課題が出てしまいました。それがケンゴのケガです。
相手は常に遅れてアタックに来ており(レベルが違う故)、危険なファウルは十分に注意すべき状況は明らかでした。主審もあまりファウルを取らないし、間違えば誰かがケガをするリスクがある試合だったと思います。
特に、3-0になった時間帯が残り10分少々で、試合は完全に決し、「あとは流すだけ」という状況でのケガです。こういうところも「勝ち方が十分にわかっていないクラブ」なのかなと思いました。
こんな状況で主力選手の負傷離脱を出すようでは、まだまだなんだと。
まあ、「最後まで川崎のサッカーをやり続ける」という大きな課題を全うしたが故の事故でもあり、二兎を追うことが困難なことを思えば、ある程度は避けられないハードルなのかもしれません。でも、この試合を教訓とし、もう一段も二段も、レベルの高いチームになってほしいと思います。
結果 名古屋 0 - 3 川崎
会場 パロマ瑞穂スタジアム
観衆 16,780人