3.28 川崎×名古屋の観戦日記 アタマの持久力 | てっちゃんとコテッチャンのブログ

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サッカー、Jリーグ・川崎フロンターレ、マラソン、旅行、温泉、グルメなど、様々な日記を書き綴りたいと思います。

総評


スカパー・『マッチデーハイライト』のこの試合のコーナーで平野さんが以下のコメントしました。


「90分間見たが、本当にクオリティが高い試合だった。再放送でぜひ見てください!」


要はべた褒めでしたが、確かにこの試合の川崎の出来は良かったと思います。名古屋の守備も集中力があり、前節のFC東京戦のような一方的な試合にはなりませんでした。したがって、「クオリティが高い試合を見よう」という意味では賛同します。


しかし、この試合を持って、「川崎フロンターレというクラブがクオリティが高いサッカーをするクラブである」とまでは考えられないんですね。この試合、その前の試合、確かに内容も結果も非常に良かったと思いますが、そうなった理由もあると思いますので、その辺を織り交ぜながら感想を書いておきます。




戦術の共通理解


風間監督の言葉を時系列に思い出していくと、最初の頃は、技術面ばかりを言ってました。ボールをしっかり止める、足元に正確に出す、シュートはコースを狙って、ポジショニングを適切に、守備は忠実に等々。


それが、昨季からは、「アタマの持久力が足りない」と、サッカー頭脳のことを言い始めています。一般的な言い方をすると「集中力が続かない」という意味が近いのだと思いますが、敢えてそういう言い方をしていないことからも、意味が違うのだと思います。



「全員が同じ意思を持ち、チームとして戦術を共通理解をする」


これはFCバルセロナのサッカー哲学です。カンテラと呼ばれる下部組織において最初に教育するのが、「どんなサッカーをするのか」という戦術教育だとか。技術が秀でていても戦術を理解できない選手はトップ昇格できないそうです。


FCバルセロナのメソッドを知る限り、戦術理解はできるだけ若い頃に浸透させる方が良く、途中から変えることは難しいようです。相対的には、技術は後からでも引き上げられると聞いています。


風間さんが監督就任後、FCバルセロナ的なメソッドに切り替えようとしたことは明らかでしたので、20歳を超えた選手層でそんな改革ができるのか?という心配を持しました。


しかし、FCバルセロナでもカンテラ出身は半分程度で、残りは外部採用ですし(但し、ビジャに見られるように長続きしない)、スペイン代表がバルササッカーを導入して結果を出した時も、バルサ関係選手は半分もいませんでした。


加えて、オシム元日本代表監督の指摘、「日本人は順応性がある」ということを考えれば、不可能ではないかなという希望を持っていました。




僚太、森谷のレベルアップ+谷口


多摩川クラシコで、試合運びがガラッと変わったことは確かでしょう。そして、この試合で楢崎や闘莉王にけん引される名古屋守備網を非常に追い詰めたこと、つまり、終盤に名古屋の選手の足を止めるまで、試合を通じて圧力を掛け続けられたことで、「川崎のサッカーが一歩進んだんだ」と納得しました。


川崎の選手を技術面と戦術理解面で評価すると、

◎ジェシ、ケンゴ、大久保・・・当初から両方とも及第点

○イガ、田中裕、西部・・・両方のレベルを高め、及第点へ

○レナト、僚太・・・戦術理解が進み、及第点へ

○コバ悠、森谷・・・技術が向上し、及第点へあと一歩

△ノボリ、イナ、山本・・・戦術理解は及第点で、パス出しという技術に課題

△パウリーニョ・・・技術は良いが、戦術理解で不足気味

△中澤・・・両面とも向上中


谷口・・・戦術理解は及第点、技術が通用している

プレシーズンの谷口を見た時には、パス・スピードが速いという長所は見られましたが、クロスにやられるなど、CBの選手としては「難あり」でした。一方、SBでは、パス・スピードに加え、走力の速さも光るものがり(この日も玉田に走り勝つシーンあり)、高さがオマケという状況なので、良さが出やすいポジションなのかなと思います。

加えて、田中裕、ジェシ、イガ、谷口と並ぶと、新川崎山脈状態になります。中澤が入った終盤は5枚の山脈でした。これも強みでしょう。




課題はバックアップですが、期待も大きい


この2試合の出場選手は、技術と戦術理解が概ね及第点であり、「チームとして初めて同調したな」という試合になり、見事な結果を勝ち取りました。


しかし、それに次ぐバックアップとしては、まだまだ問題のように考えており、少なくとも数枚のバックアップ選手の向上が必要です。


とはいえ、風間フロンターレとなって以降、チームとして、戦術理解と技術が伴ったのは初めての状態であり、チームとしての見本ができてきたことで、あとは、バックアッパーの選手たちが真似をしていけば良いというステージに入ったことは非常にポジティブです。


今までは雲を掴むような、イメージすら持てない難しい状況でしたが、目の前に見本があり、日々の練習でそれを盗めば良い状況になったことで、今後のチームとしてのレベルアップは加速するんじゃないかと期待しています。


及第点にほぼ近いイナ、山本、ノボリ、中澤、パウリーニョを軸に、全選手がレベルアップしていけば、今季の川崎は期待できるんじゃないかなと思った試合でした。




結果 川崎 1 - 0 名古屋

会場 等々力陸上競技場

観衆 12,431人



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