考えもまとまり、ようやく、最終回を書くことにしました。
前回、「その3」を書いて以降、様々な補強が発表されています。今のところ、守備系の補強に集中しているようです。ひとことコメントをしてきましょう。
イ・ジュヨン・・・CB、21歳、185cm、大卒、韓国U-20代表
予想通り、若手即戦力(大卒)っぽい補強を行いました。石井、西河と競争してもらいましょう。
キム・ボムヨン・・・SH、22歳、181cm、大卒
2012シーズンでは、SHは守備が最も疎かになったポジションです。オフィシャルの紹介では縦に精力的に走ってくれるとのことなので、期待しています。
ロメロフランク・・・ボランチ、25歳、177cm、水戸
中盤の底をしっかりと固めてくれそうな選手です。2012シーズン、ケンタローが移籍した穴が埋まりませんでしたので、必須の補強だと思います。宮阪をやや前目に使うことができるでしょう。まさか、宮阪の移籍が決まっているなんてことはないですよね?
中村太亮・・・ボランチ?、23歳、182cm、京都(新潟)
2012シーズンは新潟にレンタルされていたようですが、出場歴がありませんので、どんな選手かわかりません。モンテがどうやって調査したのか不明ですが、奥野監督の京都ネットワークなのかな?まあ、理由はわかりませんが、何かの縁ですので頑張ってもらいましょう。
相馬直樹・・・ヘッドコーチ
中村憲剛、稲本、山瀬といった重鎮がいるフロンターレでは、立場が難しく苦労していました。今の風間さんの振る舞いを見ていると、相馬くんにはちょっと早かったと思います。一方、今回、若手で補強を進めているモンテでのヘッドコーチという立場は、個人的には非常に良い選択だと思います。相馬理論で選手を育ててもらいましょう。
笹原義巳・・・GKコーチ
全然知りません。でも、GKのミスが目立ったシーズンなので、妥当な交代でしょうね。
さて、以上のような補強状況ですが、モンテをもう少し分析し、総括の〆を行いたいと思います。
今回は、モンテのクラブカラーを考えるために、J1での3年間の得失点分析を行いました。
まずは得点からですが、前回までに紹介した分析方法と同じです。
横軸に17クラブの全失点数、縦軸にモンテの対戦カード毎のホーム&アウェー合計得点を示しました。
どの年を見ても、対戦クラブの実力(失点)並みか、それ以下の得点しか獲れていません。
ライン上が対戦クラブの平均的な失点数(ホーム&アウェー合計)になりますが、良くてライン上で、大半がラインの下にあります。
要は、モンテには他クラブよりも優れた得点力はないのです。
一方、失点を見てみると、
ご覧のように、どの年も、他クラブの平均的な得点力であるラインを超えて失点している対戦カードがそこそこあります。しかし、残留できた2009、2010年に比べ、2011年の数が別次元に多いことがわかります。
「守ってばかりではつまらない」
ファンの総意ではないでしょうが、2010年の後半以降、特に2011年にかけてはそういう意見が増えてきたと記憶しています。
2011年は攻撃偏重のサッカーにシフトし、見事に玉砕しました。その結果、終盤の福岡戦に大敗し、あの忌まわしき事件が起こったのです。
データでも示したように、モンテにはJ1で優位な得点力はありません。そんな中で残留できた原動力は、まさに守備力でした。2012シーズンのJ1で、ガンバが落ちてアルビが残った要因は守備力でした。
『おしんサッカー』はつまらないのか?
この4年間を総括し、私が問いかけたいのはこの一点に尽きます。
NHKの「おしん」というドラマ、1980年代という遠い昔のドラマではありますが、我が国でのテレビドラマの歴代最高視聴率(62.9%)を誇るドラマであり、アジアを中心とした海外でも非常に人気がある日本を代表するドラマです。
この「おしん」をモチーフとした『おしんサッカー』を名乗ることができるクラブはモンテディオだけです。
「おしん」にあらわれるメンタリティは山形県特有のものではなく、多くの日本人のメンタリティであったからこそ人気があったのです。この日本人のメンタリティを表現したサッカーを、モンテは専売特許にできる権利を有しています。
この権利を使わない手はないと思うのですが、、、
粘っこい守備でゴールに鍵をかけ、カウンター一閃で敵ゴールを射抜く!
モンテは、こんなサッカー哲学を持つべきではないかと思います。
それが、J1復帰への最短ルートであり、J1に定着できる唯一のサッカー哲学ではないでしょうか。
モンテ・サポーターは、『おしんサッカー』をクラブの誇りに思い、「おしんサッカーをいかに楽しむか?」という考え方を持ったら良いと思います。
よろしければ「ポチ」っとお願いします。





