審判の判定の問題が出てしまった試合ですが、その件は本筋から外れるので後ほど触れます。
総評:ガツガツ来るチームをいなせないようでは、まだまだ未完成。
良くも悪くも柏とはこういうチームです。ネルシーニョの特徴だと思うのですが、ガツガツしたディフェンスを武器に相手の長所をとにかく潰しまくり、ゲームを作らせないサッカーです。
長所を潰しまくるサッカーは、見る人にとってはつまらないサッカーなのですが、この手のサッカーを涼しい顔でいなせないようでは、フロンターレのサッカーがまだまだということです。そのことを改めて認識する試合になりました。
この日は審判の判定にも問題が多く、フロンターレの選手たちが審判へのイライラも持ってしまい、冷静に相手との試合ができなかったと思います。
いろいろな反省材料が出た試合でした。
もっと、もっと、技術的にも精神的にも、成長してもらいましょう。
どっちつかずの布陣
この日は、ケンゴがマークされることは当然として、右ウィングの僚太がジョルジュ・ワグネルと橋本に潰されまくっていました。バックラインのサネと田中裕が非常に良いためか、どうしても右サイドからの展開の回数が多くなったのですが、その前にいる僚太がブレーキになりました。
ウィングというポジションは、スピードでぶっちぎれればディフェンスには非常に脅威です。バルサでも、テージョ、サンチェス、ペドロ、ビジャといったスピードスターが名を連ねます。
フロンターレでもレナトのサイドは圧倒できていたように思います。茨田にせよ、澤にせよ、誰が来ても、レナトは前に進むことができました。しかし、左サイドからの展開の回数が少なく、攻撃回数が限られてしまったことが不運でした。
左サイド・・・ジェシ-山越-レナト
右サイド・・・サネ-田中裕-僚太
両サイドともどっちつかずで流れが悪く、もたもたしたサッカーになってしまいました。工夫もまったく足りていませんでした。敗戦の主たる原因だったように思います。
相手のパワーがあるうちに戦える力を付けて欲しい。
ネルシーニョの作戦は前後半ともに最初の20~25分間でガス欠になっていました。前半の終盤にフロンターレのサッカーが良くなったように見えたのは柏の圧力が弱まったためだと思います。しかし、圧力が強い序盤に戦えないようではダメでしょう。
確かに両サイドともに一長一短でしたが、やはり、僚太で詰まってしまうことがすぐに分かったはずなので、できればレナトのサイドの攻撃を増やしてほしかったと思います。左サイドから攻略し、僚太と田中裕が流動的に入れ替わり、最後に田中裕が右から飛びこむ。そういう冷静さが欲しかったと思います。
また、中央は、ケンゴ・コウヤ-山瀬-順平というラインで、そこそこ機能していたと思うので、中央からの展開ももっと欲しかったと思います。
とにかく、せっかく相手が引かずに前からガツガツ来てくれているのですから、それを個人として、チームとしていなしながら、涼しい顔でスイスイと前にボールを運べるようになるということが、風間さんが目指しているサッカーのはずです。
そういう意味では、判定へイライラしていたことも含めて、選手たちのマインド・コントロールがイマイチ出来ていなかった試合だったと思います。反省してほしいと思います。
ゼロ・フォワードをどうするか?
順平がかなり下まで降りて来てしまうので、CFWなしという状況が多かった試合でした。順平が下がった時に誰がトップに出るのかが、この試合は不統一だったと思います。山瀬、僚太、レナト、誰でも良いから、ちゃんとポジションを入れ変わらないといけません。
22分のCK崩れのシーンでは、ジェシのヘディングに詰めたのはサネだけ。攻撃陣の誰かが詰めないといけません。問題が残るプレーでした。
問題の判定(62~63分)
62分、ケンゴから順平に出たスルーパスのシーン。決してゴチャゴチャして見難いシーンではありませんでした。柏の那須が順平に後方から足を出しましたが、ボールに触ったのは順平。那須の足は順平をタックルした格好でした。
抜ければGKと1対1でしたので、レッドカードという判定のプレーでした。
このプレーを主審と副審の両方が見逃したというのは大問題だと思います。プレーの予想が全くできていない証拠であり、審判のレベルの低さを露呈したシーンでした。
こんな状況が続けば、本当にJリーグの死活問題となってしまいます。あれがレッドにならないとなると、潰しまくりのサッカーが蔓延し、Kリーグのようにつまらないリーグになり下がっていくでしょう。Kリーグのようにお客さんは激減し、やがて、リーグがフェードアウトしてしまいます。
もちろん、有力選手が今以上に脱Jリーグっていう流れにもなりかねません。
審判も外国人を多用する時期が来たのではないでしょうか?
そして、さらに問題なのが、次の63分のサネのファウルとなったシーンです。
選手同士が交錯したことは事実ですが、柏の選手が勝手にぶつかったとも見えるシーンです。そして、主審が「1分前のレッドカードのシーンを見逃してしまった」という自覚があったのであれば、このシーンは笛は吹けません。
しかし、東城さんは笛を吹きました。
これの意味するところは、「62分のプレーを自分の誤審だという自覚が皆無で、自分の判定は神のように正しい」と思っている点です。63分のプレーを流していれば、ごめんなさいで済んだかもしれませんが、実際はまったくそうではなかったのです。
はっきり言って重傷だと思います。風間さんが怒るのも無理はないでしょう。
後味が悪い、そして、将来が心配になる試合になってしまいました。
それから、シミュレーションを2回取られましたが、レネはイエロー対象だと思いますが、山越のケースは流すだけのシーンだったと思います。
この二人に求められるのは、単に縦方向に行くのではなく、もっとゴールの方向に切れ込むことだと思います。ゴール方向に切れ込んで足が出れば、必ず引っ掛かります。しかし、単に縦方向では足は引っ掛かりません。彼らも勉強と練習が必要だと思います。
時間帯別ボールロスト
試合を4等分した集計結果
0~23分・・・14回、24分~前半終了・・・8回
46~68分・・・10回、69分~終了・・・11回
合計43回
多少減りました。厳しいながらも進化はしています。
個人別ボールロスト
6回・・・ケンゴ(大幅減、この調子で!)、レナト(90分だとボロが出るが以前よりマシ)
5回・・・田中裕(無理なシーンあり)、コウキ(無理なパス)、順平(はずしきれず)
4回・・・ジェシ(まだまだ)、僚太(全然ダメでした)
3回・・・山瀬
2回・・・山越(減りました)、レネ(姿勢が良くない)
1回・・・リッキ
なし・・・サネ(この日も素晴らしい)、ノボリ
結果 柏 1 - 0 川崎
会場 柏サッカースタジアム
観衆 10,769人
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