東日本沿岸部で津波にのまれて、命を落としてしまった方々のご冥福をお祈りします。また、命こそ助かったものの、家族を失った方、あるいは、これから長い避難生活や復興生活を強いられる被災者の皆さんのご苦労を察するに、心が痛みます。
私たち東京人としては、車に乗らない（ガソリンを使わない）、節電（東北電力の計画停電防止）、および、義援金程度しかできることはありませんが、出来る範囲でやっていきたいと思います。
『3.11』
「都会人への警鐘」として、おそらく、一生忘れない日になるでしょう。
福島原発、徐々にではありますが、人間のコントロール下に戻ってきたようです。
最も被害が少なかった5号機、6号機は、ようやく電気での冷却システムが再開されたとのこと。ひと安心です。
最も古い1号機、2号機にも、今日中に電気を通し、冷却システムの稼働にトライするそうです。期待しています。
最難関は3号機、その巻き添えを食らった4号機ですが、未だに放水中、緊張感が漂います。
IAEA（国際原子力委員会）が来日、ひとまず東京の安全性を確認してくれました。よかった、よかった。
米国の原子力専門部隊450人も来日とか。核兵器対策の専門部隊だそうで、日本にはいない頼もしいチームのようです。原発の制御もさることながら、放射能汚染問題の調査もしっかりしていただきたいと思います。日本人の安心のためにも。
さてさて、何が「都会人への警鐘」かと言いますと、それはひとえに「電気の使い過ぎ」への警鐘です。
日本は世界でもエネルギー効率が良いとされる国ですが、エネルギー消費量自体は非常に多い国でもあります。この辺、なんだか矛盾しているようで、昔から疑問でした。
そして、今週、人生初めての強烈な「節電ウィーク」を過ごしました。
会社では照明をやや下げ、エアコンはオフ（この時期はエアコンいりませんね）、無駄な会議も削って電力消費を抑えた結果、
「通常の50％の電力消費」
だったとか。
「不自由なく普通に仕事ができる環境」でした。
夕方は無駄に会社におらず、寄り道もせず、さっさと帰宅。同じような人が多かったせいか電車は混みましたが、各自が研究し、そのうちにバラけてくるでしょう。
街にはうるさい音響やまぶしいネオンサインもなく、東京駅はいつもよりもやや薄暗い程度。
今週味わったこの素朴な雰囲気、どこかで味わったような気がしていましたが、そう、ニューヨークで暮らしていた時に似ています。旅行でヨーロッパに行くと、もっと質素です。日本、いや、東京はおかしいのです。ギラギラ、ザワザワし過ぎ、無駄な電力の使い過ぎだったのです。
都会人が無駄な電力を使いまくるが故、1960年代に建設された古い福島原発を40年以上も使い続けなければならず、その結果がこの大惨事です。
確かに、とっくに廃炉の決断があっても良かったことを考えれば、日本原子力委員会や東京電力の馬鹿ものを責めたくもなります。しかし、そもそもの原因は、夜中に遊びすぎる、あるいは、電気の無駄遣いが過ぎた我々都会人の責任なのです。
この時期に、東京ドームにエアコンと照明等をガンガンにつけてプロ野球をやろうなどという大馬鹿ものには、福島原発の正門前に置き去りにするくらいのことをしないと、どうしようもないでしょう。
原発問題はもうすぐ安定化するでしょうか？出来るだけ早期の解決を祈ります。さもないと、救済、復興もできませんからね。
我々都会人は今回の神の警鐘を真摯に受け止め、生活様式を見直さねばなりません。
わが家でいえば、天井照明からシェードを外した結果、妙に明るいことが判明、3本の蛍光灯を1本にしました。これで十分です。
場所によっては電球を使っているのですが、昔から白熱と蛍光灯電球を併用していますが、蛍光灯電球はレスポンスが悪いので使いにくさがありました。そこで、1個3000円もしますが、思い切ってLED電球を投入しました。非常に快適です。
白熱電球 60Wh 200円
蛍光灯電球 15Wh 1000円
LED電球 7Wh 3000円
同じような明るさの電球を並べるとこんな感じになります。LEDはすごいですね。高いけど。。。
電気の使い方、ガソリンの使い方、いろいろな生活様式を見直さねばなりません。
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