地震の解釈・続報(mixi転載) | てっちゃんとコテッチャンのブログ

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地震の解釈・続報です。


首都圏大地震に発展するリスクは低いようですが、エネルギーが蓄積している新潟地方が危ないようです。


4月のアウェー新潟戦は行くつもりなのですが。。。



リンクURL----------------------------

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1688404344&owner_id=2355123



本文--------------------------------


大きな地震が発生した時に自分が情報源としてよく使うのは、防災科研のHi-net(高感度地震観測網)とUSGS(アメリカ地質調査所)の地震解析。


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こちらは能登半島沖地震の際の防災科研のHi-netの震源分布なのですが、震源の深度断面を震源分布を3次元に理解することができます。


なので、今回もHi-netを使って余震の時空間的分布や規模などから地震自体がどのような方向に向かっているかとか予測したかったんだけど、残念ながら防災科研のHPが落ちててつながらないんだよ。


自分が在籍している研究所も今日まで停電でHPを全く更新してないし、つくばの自然災害関係の研究所は国土地理院を除いてほとんどHPの更新が不可能らしい。

東北大の地震予知センターもアクセス不可能で、東大地震研究所も情報が少ないので、結局USGSの情報に頼りました。



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こちらはUSGSに載ってる震源分布(M≧5)ですが、
http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/aftershocks/?event=c0001xgp&source=us&title=M8.9

この分布を見る限りほぼ今回の断層面に沿って余震が起きてるので(太平洋プレートが西に向かって沈み込んでるので、西側の余震の震源のほうが深い)、地震活動が首都圏に向かって動いているという事はないと思う。


ただ、プレート境界付近の地震というのは二重深発面といって
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%B1%E7%99%BA%E5%9C%B0%E9%9C%87


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大陸プレートと海洋プレートの境界で起きる地震(=プレート境界地震)と海洋プレート内で起こる地震(=スラブ内地震@図の赤の矢印の部分)に分かれてるんだけど、USGSが公表してる図には震源の深度分布が載ってないのでそこまでは読みきれません。


ま、おそらくほとんどの余震はプレート境界地震なんだろうけど、スラブ内地震が含まれてるとプレートの割れ方が違うので、地震活動や他の地域への応力伝播などに対する解釈が変わってきます。


とりあえず、余震分布を見る限りは震源がどんどん南下して首都圏直下型地震や東海地震を誘発するということはないと思います。


ただ、昨日の日記に書いたとおりに、東北太平洋沖地震でものすごい応力が開放されたのは事実で、たまたまいつ地震が起きてもおかしくくらいに歪がたまって臨界点に達している場所が、今回の東北太平洋地震をトリガー(契機)として直下型地震を起こす可能性はあると思います。


そういう意味では、新潟ってかなり歪がたまっていて今後も大きな地震が起きる可能性が高いと思います。



もちろん、マスコミによって発表されている地震に関する情報(特にこれからの生活に関わることなど)が自分も含めた被災者にとって一番大切なことは充分承知してますが、それは他の方も充分に情報を流してくれてますし

自分ができることとしては起こった地震現象をサイエンティフィックに解釈して、これからの生活や対策に使える情報を提供することだと思うのでこういった日記を書いてます。



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