湘南vs川崎が土曜に組まれていたため、当初は「みちのくダービー第2戦」も現地参戦の予定であった。しかし、猛暑疲れが抜けないうえ(今はだいぶ涼しいが)、平塚からの帰宅時間が遅くなったため(平塚はそれほど近くはなかった)、結局、テレビ観戦になってしまった。
私も気合いが足りん。。。
さて、みちのくダービーは完封負けとなってしまったのだが、勝敗はともかく、今のモンテディオは「得点できない(リーグ最少得点)」という重病にかかってしまっている。今季は23節を終えて、2得点以上の試合が3つしかなく、しかも、神戸、京都、仙台と残留争いの渦中にあるドン尻相手からだけだ。逆に、無得点試合は9試合もある。
なお、この特徴は残留争いの渦中にあるクラブに共通して言えることなので、実質的にはモンテディオが残留争いをしていると割り切れば、特に違和感はない。
下位クラブで無得点試合が多いのは、大宮の11試合、山形・神戸・京都の9試合、東京の8試合。また、2得点以上の試合が少ないのは、山形の3試合、大宮・東京の5試合、神戸・京都・湘南の6試合だ。
では、山形に得点が少ない原因は何だろうか?このあたりをダービー戦を見ながら考えてみた。
スーパーな個人の突破力でもない限り、現代サッカーは「コレクティブ」さが重視される。集団としてのサッカーができているかどうかである。ジュニーニョ擁する川崎でさえ、彼の突破だけでは得点はできない。つまり、Jレベルでは、個の力ではダメで、「コレクティブ」さが問われると考えていい。
この日の山形を見ていて、「俺たちは得点力がない」「だから失点してはダメ」という精神状態が蔓延しているように感じた。しかも、2得点以上の試合がほとんどないため、「無失点じゃないと勝てない」という暗黙の合意がなされているような雰囲気だ。
こうした精神状態が、選手を前に行かせる推進力を失わせ、知らず知らずのうちに全体の陣形が下がり目になり、前線で田代が孤立するようになってしまう。
田代以外の9人が自陣深くに下がってしまうことで、せっかくボールを奪取しても、相手ディフェンスは準備万端。無理に速攻を狙い、前線で孤立している田代にロングキックをしてしまえば、まず、ボールは繋がらない。
陣形をコンパクトにした上で、攻める勇気を回復させて臨まない限り、今の重病からは抜け出せそうにない。
しかし、試合序盤だけはまあまあ良い。これは、試合開始直後は、新たな気持ちになっているからなのかもしれない。しかし、相手攻撃の1回のピンチで急に弱気になったり、失点してしまうと、一気に腰が引けてしまう。「2失点目は敗戦を意味する」と皆が思ってるからだろう。
マサルの存在?
こうなってしまう原因はマサルが不在だからだ、という意見も聞こえてくる。
確かにそれは言えるかもしれない。中村憲剛不在の時、川崎の推進力は弱い。中盤のキーマンは重要なのかもしれない。しかし、山形はシーズンを通じて得点が少ない。マサルが離脱したことが大きな原因ではなかろう。
そんな重病にかかってしまった山形だが、残り11試合をどう戦うか?を考えてみよう。
2案ある。ひとつは、このまま引きこもりを続けること。もうひとつは開き直ってみることである。
第1案、引きこもり作戦。
残り試合すべてでドローを狙う。特に、残留争い直接対決4試合(大宮、東京、京都、湘南)は、絶対に勝ち点差を縮めさせない。
第2案
失点を恐れずに思い切って攻撃を仕掛けてみる。今季の4-1-4-1というか、4-5-1システムを捨て、昨年の4-4-2に戻し、ワイドにガンガン攻める。それで、多少の失点はいいと開き直れ。それよりも2得点以上を獲りに行くアグレッシブなメンタリティを取り戻すのだ。
まあ、現実的には次のような感じだろうか?
次節の湘南戦までは引きこもりサッカーを続ける。そして、湘南に辛勝する。これで勝ち点31。別日記で今季の残留争いを分析するが、湘南、京都、神戸が勝ち点を32点に伸ばすことはかなり困難である。山形は、その後の10試合で1勝すれば残留できる。したがって、10月以降は第2案の思い切ったサッカーに切り替えても大丈夫だろう。
やはり、引きこもりサッカーでは限界がある。伸びれる選手だって、このままでは成長が止まってしまう。リスクを冒すメンタリティを取り戻してほしい。
最後にひとこと!
ダービー戦を受け、「プロ根性がない」とか、「勝ちたい気持ちが伝わらない」とか、イレブンを罵倒するコメントが散見されます。しかし、それは間違っていると思いますよ。
プロだからこそビビるんだと思います。残留争いって相当にしんどいと思います。降格すれば仕事がなくなる場合だってあるんですから。そりゃ、選手だって怖いですよ。今の勝ち点が28ですから、「このまま引きこもれば何とかなる」って思うでしょうよ。
理想のサッカーを追い続けたら、いつのまにか降格圏に落っこちてしまった東京を見て、選手たちはどう思うでしょうか?石にかじりついても残留したいというのが本音でしょう。
優勝を狙えるクラブじゃないですから、まだまだ仕方ないんです。
モンテ・イレブンが残留争いを恐れないように、サポーターは選手たちをガンガン後押ししなきゃ!
結果 仙台 2 - 0 山形
観衆 26,391人
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