8.18 川崎F-名古屋の観戦日記 スピードvs巨人軍団 | てっちゃんとコテッチャンのブログ

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川崎が勝ったという理由もありますが、両チームの強みを大いに発揮しあった、迫力ある面白い試合でした。スコアは大差がつきましたが、どっぷり互角に組みあった良い試合だったと思います。幾つかのシーンで、判定が逆であれば、結果も変わっていたかもしれない拮抗した試合でした。この猛暑の中で、これだけの好内容の試合を見せてくれた両イレブンに拍手を送りたいと思います。


それというのも、前日記に書いたとおり、前日に三ツ沢で観戦した横浜FMvs山形戦との差があまりにも大きかったからです。この2試合は同一カテゴリー(J1)の試合ではありますが、あまりの内容の違い、レベルの差に驚きを覚えました。

三ツ沢の試合は8位vs10位と中位クラブ同士の試合、一方、等々力の試合は1位vs4位の上位クラブ同士の試合、当然と言えば当然ですが、これほどに差があるとは。。。

観客数も試合内容を素直に反映していて、三ツ沢が12,000人余り、等々力が22,000人余りと、概ね2倍の違いでした。気象条件等は同一ですので、やはり、消費者の目は馬鹿に出来ません。



さて、いつもの長い前置きはこのくらいにして、本題に入りましょう。



この試合の注目は、スピード(あるいはモビリティ)に強みを持つ川崎と、高さに強みを持つ名古屋の対戦ということで、自軍の長所をどうやって押し出し、相手の長所をどうやって消すか、という非常に興味深い試合となりました。



まず、名古屋の視点で見てみましょう。

名古屋の戦術はわかりやすく、サイドからのクロス、あるいは、セットプレーのチャンスを出来るだけ多く作り、中の長身選手に合わせ、ヘディングシュートやセカンドボールのシュートを狙うという戦術でした。非常に脅威でしたね。

前節の試合では、中央から玉田への縦パスでチャンスメイクする面も見られましたが、この試合ではそういう戦術は見られませんでした。


一方、川崎の長所を消すという作戦ですが、どうやら、中盤の選手でケンゴを抑えにかかり、それより後方のDFでジュニを抑える戦術だったように見えました。しかし、この2人を抑えることに成功したものの、川崎というチームを抑えることはできませんでした。




川崎はどうでしょうか?

モビリティを重視する全員サッカーを標榜。そんな中で、ヴィトールを縦横無尽に動かした戦術が印象的でした。上述したとおり、名古屋守備陣がケンゴとジュニに注意を向けているので、比較的ルーズになったヴィトールとタサに活躍の場が出来ました。

タサ⇒ヴィトールという名古屋守備陣が切り捨てた2人で先制しましたが、「川崎はケンゴとジュニのチーム」となめられることが多いだけに、本家をおとりに、新しいコンビネーションで得点できたことは嬉しい限りです。

2点目もマークが薄いクロにスピードで抜かれ、誰も見ていなかったヴィトールがブラインドから出てきて決めたということで、こちらも本家を介さない嬉しい得点でした。


一方、川崎は名古屋の高さをどう消そうとしたのでしょうか?ヒロキとコミーの上がりを抑制し、クロスの回数抑制はそこそこ成功したでしょうか?また、FKは一定のチャンスを与えてしまいましたが、セカンドボールを拾うことに集中が途切れなかったのが大きいと思います。イガのクリアーはその典型例です。

金崎が積極的にかかってきましたが、アンカー的な位置にいたイナが効いてました。イナの役割が明確になり始めたような気がします。期待しましょう。

あとは、数多くの縦へのスピード攻撃を繰り返すことで、名古屋守備陣を縦に揺さぶり、消耗させ、最終的には増川の退場に繋がった点も見逃せません。




22,407人という、今季最多の観客。

以上のような、中身の濃い試合を非常に多くのファンが見れたことは重要です。平日の試合に今季最多の観客とは、さすがに驚きました。確かに、ファンクラブ会員に配られる招待券の夏休み最後の適応試合です(残りは山形戦のみ)。毎年、この手の試合に駆け込み消費が集中するわけですが、上級席(SS、S、SA、SG)すべてが前売り段階で完売していることから、本質的な需要があったということだと思います。

これだけ多くのファンを引き付け、来場したファンを満足させる試合をしたわけですから、立派というほかないでしょう。




名古屋さんについて少々。

大補強をしただけあって、迫力満点のクラブになっています。但し、現状のトップ4(鹿島、清水、川崎)との対戦成績は、1分3敗と未勝利。残りは、鹿島と清水のアウェーです。5位セレッソ、6位ガンバにはアウェーで勝ってますが、次節は上り調子のガンバをホームに迎えます。これらの結果が、名古屋の今季を決めそうです。



最後にオレンジ2連戦の初戦・新潟戦に向けて

他所行きのサッカーは捨て、自分たちのサッカーをすることを期待します。どれだけ引っ掻き回せるかにかかっているのと、そろそろクロの一発に期待したいところです。守備では、マルシオですね。彼を抑えるのはイナでしょうか?この試合も見所豊富です。




結果 川崎F 4 - 0 名古屋
観衆 22,407人


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