結果 ドイツ 0 - 1 スペイン
観衆 60,960人
Stats的にはスペインが圧倒した試合でした。
シュート数 : GR5 - SP13
枠内シュート数 : GR2 - SP5
ポゼッション : GR49% - SP51%
パス成功数 : GR441 - SP590
ディスタンス : GR111km - SP109km
90分全体では互角に見える数字もありますが、前半やスペインが先制するまでの数字はスペインが圧倒していました。但し、この試合は、スペインの勝利というよりは、ドイツの自滅による完敗と見るべきでしょう。
EURO2008決勝
この試合を見た後、EURO2008決勝「ドイツ-スペイン」のVTRを見直しました。EURO2008は「スペインの美しいサッカーが欧州を魅了した大会」という記憶こそ残っていましたが、決勝の試合自体の記憶は完全に消えていました。
EURO2008決勝、立ち上がりは、この日のW杯準決勝と正反対の展開でした。ドイツがグイグイ押し、快進撃を続けてきたスペインが防戦一方。やはり、EURO2008で自信を付けつつあった当時のスペインと、バラックもいた試合巧者ドイツでは、経験の差が出ていました。ドイツに先制点が入ってもおかしくない展開でしたし、もし、先制点が入れば、スペインの優勝はなかったでしょうね。
結局、この大会でキレキレだったフェルナンド・トーレスの個人の力が試合を打開、前半33分にすばらしいゴールを決めました。このゴールで落ち着いたのか、その後のスペインは快進撃のスペインにもどりました。スコアこそ1-0という辛勝でしたが、スペインらしいサッカーで優勝を勝ちとることができました。
若武者ミューラーが欠場
2010FIFAW杯・準決勝、ドイツの快進撃を支えてきた最も大事な若武者がピッチにいませんでした。誰が見ても明らかなように、ドイツの立ち上がりは今大会で最悪の出来でした。「若さが出た」という意見もありますが、その若さの張本人がいなかったので、「若さが出た」ことが敗因とは言えませんね。
2年前、劣勢のチームを当時の若武者トーレスが救ったように、ミューラーがドイツを立て直せていた可能性はゼロではないでしょう。いや、きっと立て直せたでしょうね。そうしたら、もっと白熱した試合になったでしょう。
もう一人の若武者ペドロ
一方のスペインは、絶不調のトーレスを諦めて、バルサの若武者ペドロを初先発に大抜擢。前半立ち上がりはペドロが左、イニエスタが右で、あまり良くなかったのですが、左右を入れ替えてからは流れが良くなりました。この大一番での重大任務、良く動いて、スペインの攻撃に大きく貢献しました。合格点です。最後のカウンターでト-レスにパスが出せていれば100点でした。決勝もガンバレ!
まあ、スペインが勝利したのではなく、ドイツの自滅と冒頭で言った通り、スペインもドン引きディフェンスには手を焼いてました。ビジャが裏を取るのが好きなので、シャビとの距離がやや長かったという印象です。ペドロが隙間を埋める部分も見られましたが、もう少し改善できたかもしれません。
オランダはドン引きしてこないでしょうから、次は問題ないでしょう。
最後に、試合らしくなった後半のフォーメーションをFIFA公式サイトからぱくりました。
スペインの方が、若干、ピッチを幅広く使えていますが、大きな差異は感じられません。ただ、一つだけ大きな差異があり、ドイツがBundes Ligaの混成チームであるのに対し、スペインはBarcelona+αのチームなんですね。
EURO2008の時に比べ、CBピケ(192cm)と守備的MFブスケス(189cm)が新規に加わり、完全にバルセロナのチームになりました。そして、彼らの加入によって、スペインの弱点であったボディサイズの小ささが大幅に改善しました。バルサの足さばき技術を維持しながらです。
バルサの選手は、08/09シーズンに6冠を獲得、勝ち方を心得ています。一方、ブンデスリーガのクラブは欧州タイトルから遠ざかっており、09/10チャンピオンズリーグ決勝も、バイエルン・ミュンヘンはインテルに全く歯が立ちませんでした。
普通に戦えばスペインの方が戦力的に上位であり、ドイツの苦戦は確実でしたが、そのドイツには頼みのミューラーもいませんでした。勝負にならないのは仕方なしでしたね。
若武者が復帰する3位決定戦が楽しみです。
※酷いピッチ
準決勝2試合が、今大会でピッチの評価が悪い2会場になったことは、非常に残念でした。次のブラジル大会では、きちんと考えて欲しいですね。
