エンジンマウントの交換

 

 日  付    ハイオク    レギュラー   軽   油 
 11月19日 175円/ℓ 164円/ℓ 140円/ℓ

 

 

- もくじ -

・ 部品の交換

 


◇ 車体の振動

今回は、「車体の振動が大きくなってきたので何とかして欲しい」という事で入庫した、ニッサン/セレナの修理です。

 

車のエンジンは始動中少なかれ振動が出ているモノですが、通常なら車を運転している時にそれほど気になることは無いと思います。

 

ある筈の振動を感じないのは、エンジンと車体の間にエンジンマウントという緩衝材が入っているからです。

 

このエンジンマウントは一定の走行距離や経年などで劣化してしまいます。

 

車種によっては劣化が著しい場合もあったりしますが、一般的には10万キロ以上走行を重ねた車体に、振動が増えてきた等の症状がみられる事があります。

 

劣化したエンジンマウントは、エンジンの振動を吸収しきれなくなってくるので、振動がダイレクトに車体に伝わってくるようになりますが、最終的には車体に直接干渉するようになる為、かなり不快な症状が出るようになってきます。

 

症状としては、停止時にシフトをドライブやバックに入れている時に「ゴゴゴゴゴゴ」というような振動が出てきたり、ニュートラルからドライブやバックに入れた時に「ゴン」というような衝撃を感じたりします。

 

症状の出始めはそれほど気になりませんが、徐々に症状が激しくなってくるので運転する事でストレスが溜まるようになります。

 

最終的には車に乗っていることが不快なレベルになるので手に負えません。

 

と言う事で、今回は症状を確認してエンジンマウントの交換が必要と判断したので、部品の交換をしていきたいと思います。

 

それでは、ニッサン/セレナのエンジンマウント交換作業、開始です!

 

 


◇ 部品の交換

部品も手に入りましたので早速作業を開始していきます。

 

多くの車種はエンジンマウントが3個付いていますが、まずは一番厄介なミッション側のマウントを交換していきます。

 

まずはミッションの上にあるパーツを取り外し、マウントが目視できるようにしなければなりません。

エアクリーナーケースやバッテリーを取り外すとエンジンマウントが目視できます。

 

ココまでは割と簡単に取り外し出来ますが、ケーブルの取り外しは少し厄介です。

 

マウント周りにレイアウトされている配線まで取り外せばエンジンマウントを取り外すことが出来ます。

はい、マウントが外れました。判りにくくてゴメンナサイ。

 

取り外したマウントがコチラ。

ミッション側のマウントは結構大きいですね。

 

左が新しいマウント、右が古いマウントです。

 

一見なにも変わらないようにみえますが、よく観察してみると・・・

この通りブッシュが潰れてしまっています。

 

本来はブッシュがエンジンの重さを支えていますが、こうなってしまうとマウントの役目が無くなってきますので、エンジンの振動がボディに伝わりやすくなります。

 

症状は色々あって、ニュートラルの時には振動は少ないけれどドライブに入れると振動が激しくなったり、逆にバックに入れた時に振動が出だしたりすることが多いようです。

 

今回のセレナは個人的にはそれほど振動は出ていないように感じましたが、信号待ちの時に出る振動が気になっていたそうです。

 

はい、ミッション側のマウントが付きました。あからさまに綺麗になったので解りやすいですね。

 

マウントを取り外す際はミッションを下から持ち上げて支えないとなりませんが、今回もテーブルリフトが大活躍でした。

 

ガレージジャッキの様なもので代用可能ですが、万が一の時の安全面から考えると圧倒的にテーブルリフトが遥かに便利です。

 

一番厄介なミッション側マウントの交換が意外に早くおわりましたので、お次はエンジン側のマウントを交換していきます。

 

 


◇ エンジン側マウント交換

それではエンジン側のマウントを交換していきます。

 

エンジン側はミッション側に比べて難易度はかなり下がりますので、作業も少しは楽になります。

こちら側で一番問題になりそうなのがエアコン配管が丁度エンジンマウントの上にレイアウトされている所に見えますが、実はそれほど問題にはなりません。

 

周辺パーツを取り外せば知恵の輪ほど難しくなくエアコン配管とシャシの隙間からマウントを抜き取る事が出来ます。

はい、抜けました。右が旧マウント、左が新マウントです。

裏返しにしてみると旧マウントが随分疲れている事が解りますね。

部品の結合部分も随分くたびれています。

新品は結合部分もしっかりしていますね!

 

後は新しい部品をエアコン配管の間を通して取り付けるだけです。

細かい位置調整も必要なくボルトオンで取り付けできました。

 

周辺パーツを元通りにもどしてエンジン側マウント取り付け完了です。

次にセンターのマウントを交換していきます。

ココのマウントはボルトを抜くだけで超簡単に取り換えできます。

 

エンジン側とミッション側のマウントはエンジンそのものの重量を支えているモノですが、センターのマウントはエンジンの振りを抑えるためのモノなので、交換する時に下支えは必要ありません。

ただ、エンジンの振りを抑えるマウントなだけあって、傷み方はかなりのモノです。

 

右が旧マウント、左が新マウントですね。

裏側を見てみるとゴムブッシュが潰れてしまっているのが良く分かります。

 

交換作業は簡単で、単純に抜いて入れるだけの作業になります。

はい、交換完了です。これで全てのエンジンマウントの交換が終わりました!

 

 


◇ まとめ

基本的には殆どの車はマウント3カ所でエンジンミッションが支えられています。

 

今回の様にミッションジャッキやテーブルリフトでミッションかエンジンを下から持ち上げるような形で交換する事が多いですが、車種によっては交換が厄介なモノもあります。

 

一番厄介な場合はマウントの交換に10時間近くかかる場合もありますので、そうなると工賃だけでも10万円近くになってしまう事もあります。

 

今回のセレナの場合でもマウント交換時間が6.7時間という事なので、工賃的には6万近く掛かる事になります。

 

部品自体も決して安いものではありませんので、どんな車種でもマウント交換は10万円近く掛かってしまう可能性があるという事です。

 

基本的にはエンジンを上から吊る形のマウントが多いですが、中にはマウントの上にエンジンを置くタイプもあります。

 

その場合はエンジンとミッションをマウントから持ち上げて交換する事になるのでもっと面倒な作業になります。

 

費用も掛かるマウントの交換はダイレクトに車の乗り換えに直結するケースも珍しくありませんが、交換する事で車の乗り心地は格段に向上する事間違いなしの部品なのは間違いありません。

 

注意点としては、一度に全部交換する事です。

 

部分的に交換しても得られる結果は限られてきますし、なにより、新旧パーツを同時に使用すると新パーツが傷みやすくなりますのでオススメできません。

 

という事で、ニッサン/セレナのエンジンマウント交換作業、完了です!

 


お問合せ先

奈良県香芝市今泉374-1

株式会社テック 

セルフカーステーション香芝インターSS

tel 0745-78-6461

担当 ヤマサキ


香芝市の格安車検は当店まで!