tebo観察日記

ドラマ「本当に良い時代」

 

 ボゴムは主人公のドンソク(イ・ソジン)少年時代を演じた。ソウル出身にも関わらず、うまく方言を使った演技と、イ・ギョンヒ作家ドラマ特有の感情のラインをよく表現したという評価を得て注目された作品。正直方言うんぬんは日本語オンリーな自分にはわからないけど、キャラのかっこよさはわかる。

 最初のツンデレ役である。テク的なヘアスタイルだが、頭脳明晰な優等生感を出している。一見かなりクールに演じるが、実はツンデレ。たまらないツンデレ。靴まで女の子に捧げるなんて、無防備にもほどがある。ボゴミのために見たけど、一通り視聴完了。前半後半でちょっとトーンがかわるドラマだった。

一見古風なファミリードラマなんだろうかと思ってたけど、問題てんこもり家族で、ある意味あらゆる矛盾をはらむ問題をテレビの前にさらして、で、あなたの価値観はどうよと問われるようなところがあるのでは。韓国の家族制度のあたたかくも生きづらそうな慣習が、好き勝手がゆるされるようになった日本では、ちょっとしんどい。あんな「ドンソクさんかっこいい」的な恋を抱いてたおばかな少女が、がんばって家族制度を乗り越えていくはなしとでもいえばいいのだろうか。

最後のさいごで、浮気の夫も受け入れるつつましい妻というかおばあさんにしか見えないソシム母さんが、すべてをふりきって一人暮らしをして文字を学ぶ、まるで「人形の家」の主人公のように自立にめざめるというのは、すごい大どんでんだった。

 

途中途中、 ドンソクとへウォンの兄姉の恋愛とか、ドンソクの双子の障がい者の姉ドンオクと健常者の先生との恋愛とか、ドンソクの弟ドンヒと、息子たちの担任の先生との恋愛、ドンソクの双子の叔父の恋愛など愛てんこもり。

テギョンさんは芸能界一の高学歴アイドルらしいのだが、本編ではけんかっぱやくて純粋なばか男を演じていて、その不器用な恋愛っぷりとかがとても好感がもとました。

 

出番の最初の登場ではかなりクールなボゴムが楽しめ、

中盤はちょっとツンデレのボゴムが楽しめ出番の最後あたりは、失敗というか終了させるとはいえ、かけおちまでしちゃう熱い男を演じます。ボゴムのゲーテ朗読…くさめの演出ですが、めったにないから耳をすまそう。

 

ファンだからだけの方は15話まで(tebo調べ。編集によって話数変ってると思います)。

韓流ドラマ好きの方は70話がんばりましょう。