ボゴミの次回作が決定したニュースの翌日、自分をやっと納得させる物語(妄想)が生まれて、イライラから期待へするりと変わったボゴムの「ボーイフレンド」。脳内の創造の限りの「こうだったらいいな」をブログで公開して、うれしいことにいいねも数人いただけて、ちょっと嬉しく思っていたのですが、うっかりしていました。

 

「花のように美しくて高慢なEx-財閥家の娘」

 

えっ。高慢なスヒョンさんなのかよ。

みなさん忘れてください。前回は、実はいい人スヒョンさんで書いてしまいました。イメージはソン・ヘギョさんの「冬の」のなんとかっていう視覚障碍者のお嬢様役をイメージしてました。

高慢かぁ。と浮かぶのはこんな感じでどうかな。生活圏の違うふたりを出会わせるために、海外旅行先で会うようですね。

ロケしやすて絵になるなら、、奮発してヨーロッパかな。アジアなら、ベトナムあたりじゃないかな。フランス領だった分、どこかヨーロピアンなロマンティックさが香りそう。シクロがやばくなったとこ助けるとか。すりに会いそうなの助けるとか。

 

でも、期待を込めて妄想は、日本にしてみようかな。

ソン・ジュンギ兄も青森までロケ来てたしね。

出会いは東京にしてみる。

キム・ジニョクが宿泊先のホテルから空港に向かう途中で

地震で足止めくらって乗り遅れて、二人で1日遊ぶとかどうですかね。

 

「ねえ、どいてくださらない。こんなところで、バッグを広げるなんて非常識よ」

英語で声をかけらた。広げたスーツケースのとなりに、白いハイヒールが見える。上を目線を上げていくと、緑色のワンピース。そして、黒髪の美しい人だ。

「すいません、」

とジニョクは英語で答えるのがやっとで、あとは韓国語で答えた「ちょっと航空券をうっかりしまい込んでしまって」。

あわててジニョクはかばんのふたを閉じて脇に寄せた。

その美人のヌナはにこっと笑うだけで、何もいわず脇を通っていった。しゅんとしながらも

(あんな美人に怒られることもなかなかないよな)

とジニョクは笑った。

エレベータでまたいっしょになった。2階ほどさがったときだった。

足元が揺れた。地震だ。日本の地震は大きいとはいきいていたが、ほんとに経験したことがない揺れだった。不安に思っていたら案の定、エレベータが停止した。

一瞬エレベータのなかが暗くなり、薄暗い非常灯がついた。

ドキドキしながら、ジニョクはスマホをいじった。

(つながらない)

しばらくは、無理と判断した。

「大丈夫ですか」と

と英語でヌナに声をかけてみるが返事がない。目をやると、エレベータの片隅で小さく体を縮めていた。

「大丈夫ですか」。

声をかけるが返事がない。微動だにしないので

生きているのかも心配になって、ジニョクは彼女の左手をとった。

びくんと動くが、その後も手はずっとふるえている。自分にいいきかせるようにジニョクは話した。

「大丈夫ですよ。高級ホテルだし、ちょっと時間はかかっても助かりますよ。日本は地震に慣れてる国だし。」

「…ないで」

小さな声が聞こえた。

「さわらないで」

韓国語だった。彼女の声が聞こえて、ジニョクは手を放した。

彼女はドアへ駆け寄って、叩きだした。

「だして、だして、誰か助けて」

パニックを起こしているようだ。ジニョクがかけよって後ろからその手をとめる。

「怖いですよね、でも、いまは静かに待ちましょう。ほんとに大事なときに体力も声もとっておかないと、助からないかもしれない」

ジニョクはなるべくゆっくりと、彼女の耳元で話した。

彼女は震えながら静かになった。

荒く息をしながら、

「私、こういうの苦手なの。怖いの。いやなの」

「ぼくもそうですよ。あなたがいなかったら、ひとりで叫んでました。」

「いまは大丈夫って信じましょう。同じ待つなら、明るい気持ちのほうがよっぽどいいでしょ」

ジニョクは少しでも彼女の不安がぬぐえるように、笑顔で語る。

「朝ごはん、食べましたか」

「ええ。」

「ここのごはんおいしかったですよね」

「そうでもないわ。」

会話がきれた。彼女は正直に答えたまでだ。ごく普通の朝食だった。いつものようにパンとフレッシュジュースだけ。

「ぼくはちょっと感動しました。栃木の牧場のヨーグルトに、ゆずのジャム、おいしかった。 その場で焼いてくれるオムレツもふわふわで感動しました。 あ、昨日の夜、あまりにおなかがすいて、初めてルームサービス頼んだんです。たった一つのフレンチトースト頼んだだけなのに、サービスのテーブルにバラの花がついてきたんですよ。しかもぼくが好きなピンクの」

彼女はぼんやりと以前頼んだルームサービスのバラ?彼女にはまったく記憶がなかった。食事はただ空腹を満たすか、栄養を補給するもの。それだって不完全だから、タブレットがかかせない。

「バラなんてあってもなくても同じじゃないの」

少し落ち着いている自分に彼女はきずいた。こんな状況でおいしいごはんのはなしばかりする青年がちょっとばかばかばかしくて。

「ちがいますよ。ぼくはバラで元気になったんです。バラがぼくのためにこの世界に咲いて、ぼくのところに来てくれたからです」

このメルヘン少年はなに?と彼女は思った。花は家じゅうさいてるし、飾ってある。数えきれないくらい花束だってもらってきた。(なんだかいらつくわ、このこ)。苦手なタイプだと思った。

「あなた…星の王子さまなの?」

皮肉をこめて彼女はいった。サンテク・ジュ・ペリの有名な童話。バラの花を大切に育てる王子。

「ぼくは、王子さまじゃないですね。ジニョクです。あなたは?」

「…名乗るの好きじゃないの」

「そうですか、じゃあ、いまは…ローズさんって呼びますね」

「ちょ、やめてよ。なんだか、場末の女みたいだわ。」

「そんなことないですよ。バラはきれだから。ローズさん、きれいですよ」

彼女はため息をついた。そんな名前で呼ばれるなんて、冗談じゃないと思った。

「スヒョンよ」

「お名前はスヒョンさんですね。やっぱり本名のほうが似合いますね」

少し気恥ずかしくなって、彼女はやっと落ち着いた自分を確認した。

「もう、大丈夫だから。手をはなして」

「あ、わかりました。」

後ろから交差していた腕を、彼はほどいた。スヒョンは、体をはなして、別の壁に背中をあてて、ほっと息をついた。

すかさず、ジニョクが右手で握手してきた

「おはようございます。ジニョクです」

と、かたことの日本語であいさつしてきた。それがどこかおかしくて

スヒョンも

「おはようございます。スヒョンです。いい天気ですね」と

用語集で昔憶えたフレーズであいさつした。

「お〜日本語お上手ですね。今日のお昼はお寿司がおすすめです」

むちゃぶりな日本語トークにふたりで笑った。

「ジニョク…」

「なんですか」

「ここからちゃんと出られたら、お昼、お寿司ごちそうしてあげるわ」

「わーおごってくれれるんですか。うれしい」

 

くらいかなーー。で、展開としては、彼女は昔誘拐されていて。

ジニョクの父親が、誘拐チームの運転手だった。なーんて。

悲しい運命の恋………

 

もしくは、これで、系列会社の社員か、父親の政党のスタッフに入れる。どんどん距離をふかめていくけど、父親が亡くなって、彼女自身が政治の道に立つことに。若いつばめのような彼氏では国民の票がとれないと、わかれさせられる。

「あなたは政治の舞台に立つべきです。いまなあなたなら、世界を変えられる」と

ジニョクは海外ボランティアに旅立つ…

悲しい運命の恋

 

どんな展開をユ・ヨンアさんが用意してくれるのかお楽しみですね。

以上、先取り妄想「韓ドラ勝手に小説」リアルタイル作成でした。

 

ちゃんちゃん。

 

     ちゃんちゃんって、チャン・チェンに響きが似ていてどきどきする。なぜか最近ジニョンさん好きの娘はレスリー・チャンに夢中です。華流ですね。

 

連休最終日、少し改変しました。ときどき雑に変わるのは

書いてるときに、娘どもが近づいてくるからです。こころのなかでギャーと叫びながら、記事アップを図っています。お許しください。

フォントがばらつくのは、スマホで書いたやつを転送してコピペしたりするからなんです。整えきれなくてごめんなさい。気長に整備します。