出張も無事に終わり、現在帰りの新幹線の中。旅行記も終わりましたが、今日は旅行記に書かなかったことを書こうと思います。

今回の旅行、概ね問題はありませんでした。でも、残念ながら、私はボルさんと居て2度目の不機嫌さんになってしまいました。この事から、帰国後落ち着いてから、2人で反省会をしました。


今回の旅行は、母の夢を叶える為の旅行でした。ですが、父も一緒。両親は驚くほど好みが違いますし、父はあまり我慢が出来る性格でもありません。お酒を飲むとマナーが悪くなってしまいます。それを心配した私達姉妹は、両親の好みをそれぞれに反映させたプランを作成しました。もちろん妹の希望や義弟の希望も入っています。そう、私の希望は殆ど無し。私が唯一望んでいたのは、カナダのスーパーでのお買い物。これだけでした。


前半のワシントンエリアは、私も既に行ってみて、知識もあるので、案内するのも問題はありません。時間もある程度読めるし、基本は自宅なので、夜はご飯を炊いて、普通の生活です。男性陣も毎晩楽しそうに飲んでいました。


問題は後半のナイアガラ。飛行機の出発が遅れに遅れて、父親がいつイライラしだすのでは?と、気が焦ります。何とか無事に出発しましたが、到着も遅くなり、予定が狂ってしまい、疲労困憊。私のストレスが溜まって行きました。


翌日、朝の交通手段をどうするのかの時点で躓きました。これは調査不足だったと本当に反省。結局車で移動する事に。とりあえず予定は問題無くこなせましたが、ボルさんの方もクレジットカードのトラブルがあり、かなりストレスを感じていました。お部屋の支払いをまとめてして貰ったのですが、決済の時に、担当者が登録の番号を間違えておかしな事になったのだそう。朝からクレジット会社と電話。それでも直ぐに解決しなくて、なかなか大変な様子。結局、問題なく使える様になったのはその日の夕方でした。


その日の夕方、最終目的地のテーブルロックへ移動したところ、良い感じで駐車場が無く、結局前で降ろして貰いましたが、ホテルの駐車場に停めて戻って来れば?と、言ったら、もうホテルに戻って良いと誤解されて、ボルさんはホテルの駐車場に車を停め、ホテルの部屋に戻ってしまいました。しばらく連絡が来ないので確認したら、ホテルに戻ったと。そしてお腹が空いたから何か食べたいと言われ、その日の夜は2人でゆっくり晩御飯を食べるつもりだったので、私はガッカリ。しかも、スーパーにも連れて行ってとお願いしていたのに、ビールを飲んでもいい?と、聞かれて更にガッカリ。とりあえず、テーブルロックからホテルまでバスで戻り、私はその時点で、色々と疲れていました。加えて、妹に夕飯をどうするの?と、聞いても、答えは煮えきらず、母は前日の夜の晩御飯がスーパーのサラダだったのが嫌だったのか、外に食べに行きたいと言うし、妹は父を連れて外では食べたくないし、もうグダグダ。ボルさんは先に食べているので、あとはもうビールが飲みたいと言うし、結局、ホテルの近くのレストランで、テイクアウトをオーダー。持ち帰って、ビールも開けて、そのまま宴会に。計画していた2人での晩御飯も、スーパーへのお買い物もできませんでした。もちろん、皆での宴会は楽しかったですし、美味しく食べたのでそれはそれで良かったのですが、モヤモヤがあるのももちろん事実。ただ、まだ翌日が残っていたので何とか気持ちを沈めて、その日は寝ました。


そして翌日。大問題だったのは、SIMカードの機能が、電話番号は使えるけど、ネットが使えなかった事。ナイアガラはアメリカキャリアだったので問題ありませんでしたが、トロントは全くダメ。これは本当に困りました。ボルさんの携帯は唯一使えましたが、残り全員ダメなので、何も検索が出来なくて、本当に困りました。普段どれだけ依存しているのか良く分かります。昔なら印刷して準備していましたが、今回そんな準備はしていなくて、行きたい場所の名前も記憶が頼りです。それでも何とか行きたいと思っていた場所へは行けて、楽しくトロント観光はする事が出来ました。


トロントからの帰りは、予想外の大渋滞。タイミングが悪かったとしか言えませんが、ホテルへの到着予定時刻はかなり遅くなってしまいました。それでも、スーパーへ行く事を諦められなくて、行きたいと思ってお願いしましたが、場所をちゃんと確認して?とか、言われても携帯で検索する事も出来ません。携帯が使え無い事、車の中で私は携帯を使うと酔う事を知っているのに、そんな事を言うんだと悲しくなり、段々不機嫌に。でもボルさんもかなり疲れていて運転も辛そう。両親も、ボルさんが疲れているから、早く休ませるべきだと言うし、もちろんそれは正論。私はスーパーへ行く事を、諦める事になりました。


ホテルの駐車場に着いて、ボルさんはちょっとホッとした感じ、スーパーへ行きたいと言うのは、本当に私の我儘。でも、凄く頑張って、皆の希望を優先して、私が唯一望んだ事が叶わなかったという現実に、私は悲しくなり、ボルさんには、あなたが悪いわけではなくて、これは自分の問題だから放っておいてと伝えて、自分の殻にこもってしまい、ボルさんに冷たく接してしまいました。ホテルの部屋でトイレに一人籠り大泣き。私の中にも、色々な感情があって、実は今でも涙が出るほど。


妹からは、本当にごめんねと言うメッセージが。ありました。


この時の私の態度は、ボルさんには相当堪えたそうで、私の気持ちも分かるから、とりあえず何も言わず、待ったけれど、自分の気持ちを冷静に保つのに必死だったと、後から言われました。

私の為に、一生懸命頑張っているのに、私は殻に籠り、過去のトラウマもあって、悲しかったそう。コミュニケーション不足だったと思います。私はボルさんは悪く無いし、私の我儘な気持ちを整理する為に籠りましたが、ソウデハナクテ、素直に自分の悲しみをぶつけた方が良かったみたい。私は翌朝もまだ引きずっていたので、長引くのも本当に嫌だったと。


私達2人の時は、あまり問題は起きませんが、こうして他の人も居ると難しい時がある事を、改めて実感しました。

お互い勉強だねと言うことで、今回の旅行の反省となりました。