ジローの摘出した眼をスライスして病理組織を検査した結果が出た。

「瀰漫性(びまんせい)虹彩メラノーマ」

ジローの眼のシミは「悪性の初期」だった。

 

院長先生は良性だろうって言ってたのにね。

それだけ眼の摘出タイミングの判断が難しい病気なんだね。

 

「虹彩以外の部位への湿潤性は観察されず、初期段階で眼球を摘出したため転移を起こす可能性は極めて低いと思われる」

 

早めに決断して眼を取って良かったんだ。

今後も気をつけて生活すれば片目で寿命を全うできるぞ。

 

ここまでは良かった。

問題は抜糸をした後。

眼科に行く前キャリーに入れるとジローは激しく暴れエリザベスカラーを取ってしまった。

その際傷の一部から出血した。

抜糸が済み帰宅してキャリーから出すとジローは高級おやつには見向きもせず全力で毛づくろいを始めた。

気が狂ったかのようだった。

2週間分の毛づくろいを一気にやり、痒かった傷と周囲の皮膚を後ろ脚でバリバリ掻き壊し出血とうっ血で真っ赤っ赤になった。

よってエリザベスカラー生活をまだ続けざるを得ない。

 

 

相当我慢していたんだなぁジローよ。

一時でも思いっきり掻けて良かったかもしれない。

まぁ寝て治せ。

今後腫れたらかかりつけの獣医に行くよ。