お茶の基本ー製造過程についてー | お茶についてのあれやこれ

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お茶といっても多くの分類方法があります。中には発酵の程度によってお茶を分類しています。

 ざっくり言えば緑茶=不発酵茶、紅茶=半発酵茶、烏龍茶=発酵茶になります。他にも弱発酵茶、後発酵茶があります^^

 

では半発酵茶である红茶の基本的な製造方法をご紹介しましょう。

大まかな流れとして1、摘採(てきさい)→2、萎凋(いちょう)→3、揉捻(じゅうねん)→4、発酵(はっこう)最後に乾燥させます。

1、摘採

 紅茶の製造は、育てたお茶の木から摘採、つまり丁寧に茶葉を摘み取ることから始まります。

 2、萎凋

 一定の湿度や温度に注意しながら、茶葉を重ねずに日光に当てて乾燥したり、あるいは陰干しします。摘みたての茶葉は約80%の水分を含みますが、紅茶茶葉は水分を約60%までに減らします。

3、揉捻

機械などによって圧力をかけながら、揉んだり丸めたりすることで茶葉の細胞を壊し、お茶としての味わいや香りを引き出します。湿度、温度の管理はもちろん、茶葉の品種や量によって揉捻の時間や圧力の強さが微調整されます。

4、発酵

発酵の際温度は一般的に22℃から25℃、湿度は95%という低温高湿度に設定されます。季節、環境、設備、茶葉の状態によって発酵時間は異なりますので、細心の調整によって私たちが手に取るあの赤みのある茶褐色の茶葉が生まれます。

  

最後は乾燥機でにかけ、高温で水分を飛ばすと共に茶葉の発酵を完全に止めます。

以上が簡単な紅茶茶葉の製造工程ですが、本当に知れば知るほど実に奥深い世界だと思います。

 

茶葉は繊細な変化をしますので、お茶の製造工程は隅々まで大変厳しい管理がされています。普段何気なく飲んでいる紅茶ですが、製造工程を知ることで贅沢な気分が高まりませんか?