「人生に無駄なことは何ひとつない」
基本的にはこの考えはそうだと思うけれど
（実際そういうシーンに何度も遭遇してるし）、
目の前に苦しいことや辛いことが立ちはだかっている時、
ずーっとずーっと先、今の苦しさを忘れてしまった遠い未来で
きっとこの体験が身になる時が来る！
と思えば楽になるかといえば、楽になんてならないです。
「何で自分ばかりこんな目に合うのだろう」
とか
「いいことなんて何もない」
とか思うのが、ある意味正常だと思うのです。
自分の気持ちを無理くり奮起させることが必要な時もあるかもしれないけど、
そうでない時だってきっとある。
「がんばれない・・・。」
と思った時は、休んでいいと思うのです。
今まで見えていなかったモノやコト。
気がつかなかった自分の一面。
休むからこそ見える景色もあるはずだから。
でも、やっかいなのは、
がんばり屋さんは、自分ががんばっていることに気がつきづらいということ。
がんばることが当たり前になり過ぎて、それが普通の状態になってしまって
いることが多い様な気がします。
からだの疲れは、睡眠やマッサージで改善できるけど、
心の疲れは睡眠でもマッサージでも改善しきれないと思うのです。
だから、時々は自分のこころと会話して欲しいなと思います。
苦しいことも辛いことも魔法のように目の前から消してしまうことはできないけど、
自分のこころと向き合って、心の奥深くをのぞいてみると、
本当はどうしたいのか？何が引っかかっているのか？が見えてくる。
「あぁ、このためにあの体験があったのだなぁ」
と思えるその「いつか」のために。
ちょっと疲れたなぁと思ったら、立ち止まる勇気もって欲しいなと思います。