整体をはじめて16-7年くらいが経ち、
その間それなりにいろいろなスキルを学び実践してきましたが、
今のところ行きついたのが「手あて」です。
一般的に、
リラックスは「浅い⇔深い」で（呼吸や睡眠など）、
ストレスは「弱い⇔強い」で表現されることが多いですよね。
ですが、
経験的にストレスにも「浅い⇔深い」があるように感じています。
ストレスの「浅い⇔深い」は、
「ストレスを受け続けた期間」によって変わります。
期間が短ければ、浅い。
期間が長ければ、深い。
なので、
強くて浅いストレスもあれば、
弱くて深いストレスもあります。
例えば「骨折」などが、
典型的な「強くて浅いストレス」です。
浅いストレスほど応急処置的なアプローチが効果的です。
そして浅いストレスは自覚症状として感じやすい。
浅い＝表面化しているわけなので。
逆に、深いストレスは無自覚になってしまっていることも多いです。
浅いストレス＝期間が短い＝急性症状的
深いストレス＝期間が長い＝慢性症状的
整体施術の世界でいうと、
テクニックを使って自覚症状を緩和するというアプローチは、
浅いストレスには効果的です。
浅いストレスへの適切なアプローチは、
即効性があります。
が！
慢性化した無自覚の深いストレスには、
即効性を求めたアプローチでは効きづらいのではないかと。
心身の慢性的な不調で悩んでいる方はすごく多いと思いますが、
慢性的な不調（深いストレス）を即効性のあるアプローチで治そうとしている限り、
望むような結果は出づらいのではないかと思います。
僕がなぜ「手あて」を大切にしているかというと、
「深いストレス」を癒していきたいからです。
深いストレスを癒すには深くアプローチする必要があり、
その深みを出すには超シンプルな手あてが有効だと。
経験的に、そう感じているのです。
もちろん「どういう意識で」手あてをするか、
によっても、効果は変わってきます。
↑は「後頭部～首の上」の手あてです。
この部位も「深いストレス」が蓄積されている方が多く、
ほぼすべての方の施術でアプローチをする部位です。
・眼精疲労の緩和
・自律神経の調整
などの効果が期待できます。
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