【慢性腰痛専門】手あて整体〜ここち〜院長ハマッチが思うに…
〈続き〉
気持ちが折れて折れて体まで動かなくなっていたときに、前回の本に書いてあった中から、とりあえず2つの事だけ必死にやったんです。
ひとつが「肛門を締める」こと!
中村天風師が編み出した神経を図太くする技術であるクンバハカ法は
①肛門を締める
②肩の力を抜く
③下腹に力を入れる
が、ポイントです。
天風師いわく「肛門が緩んでいるとすべての気が抜けていってしまうから、何があっても肛門だけはしっかり締めておきなさい」
普段の生活ではいつだって肛門なんて緩んでいましたから、とにかく恐れが出てきたらまずギュッと肛門を締めました。
もうひとつが「オレは打たれ強い!」と呪文のように唱えること!
いわゆるアファーメーションというやつです。
毎朝一番に、鏡に写った自分を見つめながら
「オレは打たれ強い、オレは打たれ強い、肛門を締めてるからオレは打たれ強い!」って大きな声で唱えるんです。
それから、日中も「オレは打たれ強い」ってひたすら唱えていました。
治療中も患者さんに聞こえないくらいの声でつぶやいていましたね。
そうすると不思議なもので、重苦しく動かなかった体が動くようになり、朝もちゃんと起きられるようになったんです!
治療技術を再点検したり、新しい治療スキルを学んだり、積極的に活動しました。
また患者さんとのコミュニケーションも開院当時の明るく楽しいものに立ち返ることができ、新規のお客様がファンになってくださり、それに呼応するように腰痛が改善した方が口コミもたくさん書いてくださるようになりました。
それから、大きな気持の変化がありました。
消極的精神になっていた時は「このままじゃ整体院が潰れちゃう」っていう恐れしかありませんでした。
それが「もしお客様がいらっしゃらなくなって〜ここち〜が潰てしまっても、それはそれで仕方がない。自分にまだその器が無かっただけなんだから、また新たな道に進んで成長すればよいじゃないか」って思えるようになったんです。
いわゆる『諦念』です。
これはあっさりマイナス思考で諦めるということではなく、人事を尽くして天命を待つということですね。
結局、院の継続に執着していたのは、自分本位の収入の事であったり、くだらないプライドなんですよね。
だから「〜ここち〜は患者様のためにあるんだ。結果は天におまかせして余計な恐れに囚われることなく、自分は自分で今やれることを精一杯やるだけだ」って思えたら、不思議と心も体も軽くそしてアクティブになったんです。
そうしたら結果もちゃんとついてきて、5月は前年の倍の売上が上がって開院以来ダントツの新記録が達成できちゃったんです
もちろん今でもトラブルは多発しています。
クレームが無いわけではないし、まだまだ売上が安定しているとは言えません。
でもいつだって、肛門を締めて「オレは打たれ強い!」ってやってます(笑)
そして、〜ここち〜が痛みで苦しんでいる人を救うという使命のために存在する限りは、絶対に繁盛していくって思います。
だからくだらない恐れには見向きもせず、安心して患者さんに寄り添い、一所懸命治療に専念しています。
感謝です!!!
※今は、天風さんの言葉をそのまま載せたこの本を読んでます。