こんばんは、よしかです🌸

 

 

本日は!

自分の使っている言葉が少し不自然に感じまして…!

辞書を引いてみることにいたしました

 

ただ、辞書を引いて言葉の意味が分かっても、

「意味的には使い方間違ってないみたいだけど、

 なんか不自然に感じるんだよなぁ…」

なんてことはないですか?

 

そこで、今日気になった実例を元に

私の言葉の調べ方をご紹介できればと思います

 

 

本日私が気になった言葉は

「用意して持参いたします」

 

持ち物を準備しているときに思いついたのですが、

なんだか意味が重複しているような気がして

準備の手をそこで止め、

まずは言葉の意味を調べてみました

 

「用意」[名](スル)

①前もって必要なものをそろえ、ととのえておくこと。したく。
②細かいところまで気を配ること。用心。

(出展:デジタル大辞泉)

 

「持参」[名](スル)

品物や金銭を持っていくこと。また、持ってくること。

(出展:デジタル大辞泉)

 

意味を調べてみたところ、

「用意して持参いたします」は

「前もって必要なものをそろえ、ととのえておきます。

 そしてそれを持っていきます」

と置き換えられそうで、

この文には不自然さは感じられません

 

でも意味を調べた後でも

私の感じた不自然さは拭えませんでした

 

 

そこで頼ったのが日本語コーパス

 

コーパスとは、

日常で自然に使われている言葉を収集し検索できるようにしたもので、

「言葉の意味は分かったけど、

 実際はどのように使われているの?」

「似た意味の言葉が二つあるけど

 どっちを使う方が自然なの?」

といったときに使えるデータベースです

 

今回は「少納言」という、

現代日本語の書き言葉について膨大なデータを収集したコーパスを利用して調べました

 

参照:

 

 

こちらで「用意して持参」を検索すると、

ヒット数はなんと0件!

約1億語が集められているコーパスでも、

収集された文の中では

過去に「用意して持参」という文字列が使われたことはなかったようです

 

過去に用例がないことから

少し私の感じた不自然さが妥当性を帯びてきましたが、

もう少し根拠が欲しいところです

 

 

そこで再度、同コーパスにて

今度は「用意して」を検索してみました

 

コーパスでは、検索結果として

検索ワードの前後にくる言葉を見ることができます

 

「用意して」の後に来る言葉としては、

~ある

~いる

~おく

~くれる

~もらう

などが多くみられました

 

次に、「持参します」の前に来る言葉としては

○○(名)を~

と、持っていくものの後に来るのが一般的でした

 

 

ここまで調べて、ようやっと

「〇〇を用意いたします」

「〇〇を持参いたします」

と、単体で使った方が自然であることに気づかされました

 

 

 

ここからは私の内省ですが、

「用意」の意味として

「①前もって必要なものをそろえ、ととのえておくこと。したく。」

と書いてありました

 

そこから、「用意する」というのは

ただ使うものを揃えておくだけではなく、

揃えたものを使える状況までととのえておくことなのだなと

理解が深まりました

 

確かに、「ご用意しておきます」といった際には、

物を手配するだけでなく、

使用者の意図に沿って使える状態にしておかなければならないでしょう

 

つまりは、私がすべき「用意」には、

必要なものを揃えるだけでなく、

「持参」して使える状態にすることが含まれているから

不自然さを感じたのです

 

いっこかしこくなった!

と、心の中の妖精が1upしたところで

準備の手を再開させました

 

 

 

準備進まないけどお腹空いたー!

お夕飯は何にしようかな?

 

本日も最後までありがとうございました!