大変ご無沙汰しております。

年明け最初の記事が暗めでスミマセンが、私の中の大きな

出来事なので、記録の為に書くことにしました。

 

 

昨年から、私の周りに病気の方が増え、特に30年来の

友達のご主人が肺がんのステージ4と宣告され・・・

何にも出来ないけど、それでも居ても立っても居られず

友達の住む福岡まで、行ってきました。

私と彼女は千葉でパートをしていた時の友達で

今福岡にいるのは、ご主人が会社を早期退職して

地元に帰りたいという希望で帰ったんですが・・・

彼女の地元も福岡ですが、親兄弟との関係性が私と

非常に似ているので、帰りたくなく、ギリギリまで

話し合いをしてました。

 

 

最初は不安で、どんな顔して会えばいいのか?

何を話せばいいのか?

どれだけ心配しようと、結局彼女の辛さなど理解出来る

はずもないのだから・・・

 

もう福岡を訪ねるのは2ヶ月前から決まっていたので

ご主人が在宅治療に変わっていた事を私には言わないで

待ち合わせの場所に来ていた彼女。

 

かなり痩せてしまったけど、思っていたよりは元気そうで

ちょっとホッとしました。私達はお互い本音でモノを言うし

ムリして気丈に振る舞う必要もない相手だから、大丈夫だと

思いました。博多駅のJRのフロアと私が使った地下鉄のフロアで

同じ駅名なのに全く違う場所で、方向音痴な私達はなかなか

落ち合う事ができず、予約していたランチのお店に間に合わなく

なりそうで、取り敢えず小走りで向かう事に。

 

 

落ち着いた個室のあるお寿司屋さんでランチ。

折角の注文した食事の写真を撮るのも忘れて、とにかく

いっぱい、色々話しました。

ステージ4、生存確率4%?(ネットで調べるとすぐ出てくるらしい)

と言ってたかな。見たときは愕然としたけど、もう今は何も

数字は気にしないと言ってた。彼女のご主人は入院して、

抗がん剤治療を一定のクール続けた後、数値が上がって安定すれば

一時帰宅、良くないともう1クール・・・というのを続けてるそう。

そして今はその数値が安定していて、薬が効いてるようだという事と

病院ではなく、自宅で好きな栄養のあるものを摂ってリラックス

出来る事が良い方向に行くのではないか?という主治医のアドバイスもあり

在宅での服薬治療に変えた、という話でした。彼女のご主人はとにかく

明るく、以前と全く変わらないのだという。

それは傍にいる家族にとっても、とても有難いことであると共に

病気にもプラスになる事で医師からも「気持ちが大事なんだよ~」

って言われるそうです。

たしかに本人は絶対に辛いに決まってるけど、暗くなったり自暴自棄に

なったりされると、家族としてもどうしていいか?分からなくなると

思うから・・・

 

 

前を向いているけど、それでもやっぱり「いざ」という時の事は

考えない訳ではないと言ってた。彼女はずっとご主人の扶養の

範囲内でしか働いてきていない。でも、彼女はとても倹約家で

物欲もさほど無く、キチンと貯蓄をしていたので大丈夫と。

ご主人にもしもの事があれば、現実問題としてどうなるのか

心配していたけど全く杞憂な話で、こういう時は立派な会社に

勤めていた人はやっぱり凄いんだなぁ~と感心と安心。

(私に心配される必要全くナシって話w)

 

 

そして万が一、独りになった時は千葉に戻ると言っていました。

今も息子さん夫婦が住んでいるし(私達も知り合った場所)

とっくに地元より長い年月を過ごし、友人も多くいるので

そうするだろうなと予測してました。

 

「でもね、今はぜーんぜんそういう事は考えてないよ!主人もね

 ホントにフツウ~にしてるの。髪の毛はなくなっちゃったけどね」

 

「そうだね、堀ちえみさんも一つ完治したんだってよ!」

 

そう話し、私達は短い時間の最後を締めくくって「またね~」と

別れてきました。

 

 

頑張ろうね、さっちゃん。