ZiShan Z3改造 STEP-5 デジタル部3.3VLDO(リニアレギュレーター)交換 | tearicase@blog

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デジタル部3.3V LDOを高精度、低ノイズ品に交換します。ここまでやると、大体の方が「これでも十分」と思うかもしれません。それほど音質に変化があります。空間の作り方がとても繊細になり、細かな音がしっかり拾えているような音に変わります。ノーマルと比べると空間がとても広くなったように感じます。しかも、とても自然に聴こえます。

おすすめはADP151。

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-14180/


最近ブームのLT-3042は別基板を用意したり、多少の知識が必要なので最初は載せ替えだけで済むADP151をおすすめします。

 

取付け、取り外しはLPFオペアンプと同様ですが、バッテリーは外して短絡させないように気を付けて下さい。外したバッテリーケーブルも先端養生をしっかりと。ここでZ3を壊してしまうと残念どころではありませんので。

 

交換したらLDO上下にある積層セラミックコンデンサを高精度品の1uFに交換してください。ADP151のデータシートにも記載がある推奨コンデンサ容量です。高精度品はEIA規格のX5Rなど。X7Rでも問題ありませんが、ムラタ製などの品質の良いものを選んで下さい。このコンデンサはADP151を活かす肝となりますので、是非良いものを選んで下さい。

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-13583/

 

「届いたコンデンサ、すっごい小さくて基板のランドに届かないんだけど」

この場合、要らないリード線などで繋いでも良いのですが、力業でランドにはんだを多く盛り、予備はんだしたコンデンサをはんだ付けします。

ちょうど良いサイズが見つかれば良いのですが、1608や2012など、サイズについては検索して調べてみて下さい。(1.6mm x 0.8mmなど)

https://www.technoveins.co.jp/develop/eagle/smdsize.htm

 

なお、コンデンサを交換したら、どんなに少なくとも5~6時間は鳴らしこんでください。最初はモコモコしたいまいちな音がしますが、早まってパーツ交換などせず、本来の音が出るまで変化を楽しむつもりで鳴らしこんでください。