think






指から滴る真っ赤な水が


私を表しているようで


舐めると とても苦く甘い



怖いのは 知らないこと


知ることが 怖いこと



瞳の奥の影は君


音を立てて崩れたとき


君の 耳 鼻 心 を通り抜けたものを


全て知ったとき



私は何を思うだろうか


育 て て き た 友 情 は

い と も 簡 単 に ち ぎ ら れ て ゆ く



Little story


人物紹介→  http://ameblo.jp/tearfor/entry-10904993982.html

*1-1   →  http://ameblo.jp/tearfor/entry-10905851855.html


順番に見ていただけると話が分かりやすいと思います


* 1-4



日々は一日一日と過ぎてゆく。

高校入学後の3ヶ月、大して友達も作らず、お弁当を屋上で食べる。

変わったことと言えば、バイトを始めたこと。

これは興味で働き始めたものだったが、結構慣れてきていまではらくだと思っている。

親に頼りたくないと言う気持ちもあるのだが。


それと・・・もう一つ変わったことがある。


それは昼休みのこと。

教室で本を読んでいたときに・・・


「藍田さん!」


にこにこにこにこにこにこ…飽きないのか。

こいつは小野凛(おのりん)といって、女っぽい名前をしているが、正真正銘の男である。

入学式からこの調子である。最初は木に隠れてこっちをみたりしていた。

さすがにビックリしたけど、今じゃ慣れた。ストーカーっぽい。


なんでこんなに付きまとってくるのか。面倒くさいことは頑固嫌なので、無視。


「ねえ、藍田さんのこと咲さんって呼んでもいいですか。」


なんで敬語。なんで下の名前。

同級生って感じがしない。

無視を続けているが、何度も呼びかけてくる。

呆れて、教室を出た。図書室にでも行こう。


「俺、絶対咲さんって呼びますからね!」


廊下まで付いてくる小野に、

私がどういうふうに罵ろうかと考えていたら、女の声がした。


「ねぇ、凛くんってば。そんなの放っておいて、一緒に遊ぼーよ」


数人のグループの女子だ。その中には葉もいた。


けれど小野は私の2歩手前から離れようとしなかった。

今頃だがよく見ると、きれいな顔立ちをしている。

女子に人気があるのも分かる気がする。


「さ、咲さん、そんなに見ないで下さいよ」


頬と耳が赤くなる。

そんなに見てたっけ。気づいていたんだ。あわてて視線を落とした。

小野は困り果てた顔をしている。私もこんな顔をしたことがあったのを覚えている。


「ねえ、小野くんってばー!葉ちゃんもいるよ!」


もう諦めたのだろう。


「おう。俺後で行くから、ちょっと待ってて」


少し歩いていた私の肩を叩いて、


「咲さん、俺放課後正門前で待ってますから」


そう告げると、駆け足でいってしまった。

私がその様子を見ているのを感じたのか、数人の女子が私を見て、

睨み付けた。



その中には葉もいた。



ベリーストロー







君は素直だから 


こっちが恥ずかしくなるほど素直だから


けどね、思うの


これは“ごっこ”なんじゃないって


青春っていうレッテルにひとくくりにされて


そんなんじゃ納得いかないの




キスの味も知らないのに恋の味を知ってしまうなんてもったいないじゃない?