《一日目》
~浜松市のBAR~
静岡県浜松市、この地に来るのは二度目だった。
以前は友人との名古屋旅行で帰りに鰻を食べに寄ったのだった。
その時にビジネスホテルを数軒確認しており、宿の確保が大きな目的として浜松市での下車を考えた。
というか、普通電車を乗り続けるのは意外と体力的にキツい事に気が付いた…。
日は夕暮れ時となっていた。
今夜の宿は東横innに決めた。
自分の経験上、東横innの近くには必ず繁華街がある。
僕は空き部屋を確認し、宿を取った。
浜松の繁華街は東横innから歩いてすぐのところにあった。
ホテルのスタッフに聞いた鰻屋で食事をし、夜の街へ!
街はガキと外人が多く、道で暇そうに座っているのを良く見かけた。
あまり治安は良くなさそうに見える。
その中で僕は一件のBARへと入った。
店内は狭く、テーブル席が2~3席とカウンター6席ほど。
カウンター内にマスターはおらず、テーブルに女性2名と男性1人が座って飲んでいた。
すると座っていた男性が
「いらっしゃい」と!
その男が店のマスターだった。
「すいません。明日浜松市で祭りがありまして。その打ち合わせしてました。」
…ん?祭り??
一気にテンションが上がったw
僕は祭りと女には目がないのだw
どうやら祭りは『浜松まつり』という都市祭りで、昼は大凧上げ、夜は御殿屋台が町を走るらしい!
僕はアードベック10年を飲み、4人の会話は盛り上がった。
普通電車でどこまで行けるかで浜松まで来た事。
離婚の話。
自分の店の話。
そして酒も程よく回ってきたところで会計をした。
するとマスターが
「明日一緒に祭りに参加しませんか?」
と言ってきた。
「参加出来るんですか?」
僕が聞くと、
「ハッピさえ着てれば!」
僕がハッピはどこで手に入るのか聞くと、15000円で買えるとの事!
一万五千円??
高くねw?
ハッピの相場は知らないが、一回の祭りの参加の為に一万五千円は僕にとって高すぎた!
しかも、今日の面子以外の人達も来るとの事。
初めての人達の中で輪に入れるのか??
しかも全員地元の幼なじみとの事!
僕は丁重にお断りをした。
正直参加はしたかったけど、金額の問題と知らない面子がたくさん来るって事で止める事にした。
だって絶対浮くだろwww
僕はBARを後にしてホテルへと向かった。
途中の看板に『水着BAR』なるものを見つけた。
『水着…BAR??…怪しい。』
僕は怪しい看板を横目にホテルへ帰って行った。