私の心を軽くする作家の一人、金原ひとみ著の『軽薄』を最近読み切りました。
帯に書かれた「わたしは、軽薄の上に築き上げたすべてを差し出すだろう―」というフレーズが目を引きました。
29歳の主人公は裕福な年上の夫と幼い息子、仕事での充足も手にしている女性。
満たされた日々を送っていたのにも関わらず、アメリカから帰国した未成年の甥と破滅的な関係な関係になっていくというストーリー。
甥と不倫するというストーリーは全くリアルな感じではないけれど、とにかく金原ひとみの文章が好きだとあらためて強く感じました。
何歳になってもわからないことはたくさんあるし、どうしようもない破滅願望も、何かを信じたいという純粋な希望もある。そのバランスを保つのは実はとても難しいことなんだと思います。
確実なことなんて1つもないから不安で確かめたくて、手を出してしまうんだろうなぁ…。小説の中でとても印象に残る部分がいくつかあって、語りたくて仕方がなくなった1冊でした。
メインストーリーではないですが、仕事をについての主人公のフレーズは「そうそう、確かに!」と感じてメモしてしまったほど![]()
小説をラストにはちょっと納得できなくて「このままいったらきっと…」とその後のストーリーについて紅茶を飲みながら考えを巡らせています(笑)
好き嫌いがはっきり分かれる小説だとは思いますが、金原ひとみらしい文章が心地よくて、読んでいて背筋がピンとする感じがしました。
その人らしさを感じる本ってなんて素敵なんだろうと思っています^^
何かと忙しい11月ですが、今日も1冊本を買ってきました!
本と紅茶が私にとってのバランスをとる時間。心がのびのびする時間は大切ですね![]()
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