「荒野の胃袋」どれもおいしそう! | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

荒野の胃袋/潮出版社

おいしそう:食食食食食 /5
イラスト:あったか気分あったか気分あったか気分あったか気分 /5


井上荒野さんの
「荒野の胃袋」を読みました。


井上氏の食べ物エッセーです。
カラーイラストがたくさんあって
そのどれもがおいしそうなんですよ。

わたくし、お肉やら卵などは
苦手なんですが、
この本で登場したものはどれも
「おいしそう」って思えちゃいました。

弱火でゆっくり煮込んだスペアリブとか
丸底の器に卵を落として
オーブンで焼くだけの料理とか。

表現が本当においしそうでした。


ミートパイの話とか
勢いよく同意しちゃいましたよ。

よく海外の童話とか小説で
ミートパイがご馳走みたいに
出てくるじゃないですか。
あれに憧れてわたくしも
何度かミートパイを食べたことがあるんですが
「うーん、思ってたのと違う」と
感じちゃうんですよね。

自分の中で神格化しちゃってるんですよ。
ミートパイを。


それから、
すりおろしたじゃがいもの
お料理、一度やってみたいですね。
もちっとしたじゃがいものお団子
絶対おいしいと思います。

あと、「なんちゃってポルチーニ」も。
ブラウンマッシュルームを
干してからパスタに使うと
ポルチーニに近い味になるらしいです。
なんてお得な情報。
ポルチーニ大好きなんですが
高いんですよね……。

おいしそうなお料理のアイディア満載で
本当に楽しいエッセーでした。
次は井上氏の小説を
読んでみようと思います。