「ラスト・マタギ」残したい記録ですね | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

ラスト・マタギ 志田忠儀・96歳の生活と意見/KADOKAWA/角川書店

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志田忠儀さんの
「ラスト・マタギ」を読みました。

子供の頃から
山とともに生きてきた
経験豊富なマタギ
志田忠儀さんのエピソードを
つづった1冊です。

そもそもマタギの定義を
あまり理解していなかったんですが
ウィキペディアでみたところ
北海道や東北で狩猟を専業にしている
方々のことを指すようですね。

毛皮のチョッキを着て
村田銃で熊を狩る方のことを
マタギというのかと思ってました。

さて、志田さん,
子供の頃から山に出入りし
15歳で初めて熊を撃ち
戦争へ行き、環境活動や
遭難救助と、大活躍をしたマタギです。

志田さんは作家さんではないので
淡々としたエピソードは
「面白い」というノリではないのですが
戦争体験なども
ミクロの目線で追う事ができて
興味深かったです。

こういう手記がずっと残ると
いいですよね。