「深淵のガランス」絵画修復、カッコイイ! | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

深淵のガランス (文春文庫)/文藝春秋

興味深い:1717171717 /5
一気読み:♪♪♪♪ /5


北森鴻さんの
「深淵のガランス」を読みました。


『深淵のガランス』
 銀座の花師と絵画修復師という2つの顔を持つ佐月恭壱は
 ある日長谷川宗司画伯の絵画のウォッシングの依頼を
 受けた。ところがその風景画に佐月は気になる点があった。

『血色夢』
 佐月はさる筋から洞窟壁画の修復を依頼された。一般には
 知られていない私有地で発見されたものだ。一方、以前、
 佐月が仕事をした佐々木画伯の絵の件でもきな臭い話を聞く。



北森作品
やっぱり面白いですね。

こちらのシリーズ未読だったのですが、
もっと早く読めばよかったです。
既読シリーズも再読したくなりましたよ。

絵画修復師の佐月さん、
カッコイイですな。
ダーティな気配漂う
美術品売買の業界を
一癖も二癖もある登場人物たちの
ドライな関係もしびれますよ。
ハードボイルドな匂いがします。

冬狐堂シリーズとリンクしてますね。

これを読んで
ますます美術品には絶対手を出さないと
決めましたよ。
素人には恐ろしすぎる世界ですね。
100均の器とかでもかわいいし、
絵は自分で描くし(嘘です)

続編出ているので
また読みたいと思います。