「神の時空」鎌倉が大変なことに | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

神の時空 ―鎌倉の地龍― (講談社ノベルス)/講談社

歴史:171717 /5
すごい展開:51515151 /5


高田崇史さんの
「神の時空」を読みました。


辻曲摩季は帰り道、
高校の隣のクラスの大磯笛子を見かけ、
なんとなく興味を引かれて後をつけた。
ところが摩季は元八幡宮で
見てはいけないものを見てしまう。

なじみのカレー屋を訪れた陽一は
臨時休業の張り紙を見て嫌な予感がした。
そのとき、仲良くしてくれているオーナーの家族
摩季が意識不明の重体で
鎌倉の緊急病院に搬送されたと連絡が入る。



今回も歴史がガツガツ入ってきて
面白かったです。
ネタ的には「QED鎌倉の闇」と
カンナ 鎌倉の血陣」と重なる部分が多いのですが、
こちらの作品は
そこからの展開がすごいです。

びっくりしました。
源頼朝が……。
鎌倉の町があわや大惨事……。
ネタばれしないように気をつけたいのですが、
誰かにいいたくて仕方なくなりますね。

登場人物の設定も
たびたび「あれ?」と思わせる伏線が張られつつ、
最後に衝撃的なタネ明かしがあるんですよ。

いろいろな要素が面白くて
高田作品、ハマりますね。

歴史ウンチクに関しては
QEDシリーズよりはライトで
カンナシリーズよりは濃い感じですかね。

これ続編がでるっぽい終わり方だったので
勝手に期待してます。