「メイド・ロード・リロード」すさまじい…… | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

メイド・ロード・リロード (メディアワークス文庫)/アスキーメディアワークス

ふわふわ:4242424242 /5
笑:48484848 /5


北野 勇作さんの
「メイド・ロード・リロード」を
読みました。
ブロ友のMirokuさんにお借りしました。
Mirokuさんの記事はコチラ→「メイド・ロード・リロード//北野勇作


売れない作家・湯浅は
出版社の文芸部門撤退に伴い
ライトノベルを書いてみることにした。

担当編集者は「無理だ」というが、
湯浅は打ち合わせを決めてしまう。
いざ、打ち合わせ場所へ向かうと
そこはメイド喫茶だった。


ものすごい浮遊感と
くだらなさと、
メタ感に溢れていました。

これはある意味すごい作品ですね。
――飛びまくりです。

これを読んで怒る読者さんも多いらしいと
Mirokuさんのブログで
拝見してましたが、納得です。

万人ウケ系ではないですね。

このゆるさ、意味不明さ、
ダラダラ感、私は結構ツボですが。

「メイド」が「冥土」にかかっているというギャグが
手を変え、品を変え、空間を変え
350ページにわたって
ダラダラ続くと想像して頂けたら
おおよそのゆるさ加減は伝わるのかしら……。

何かに似てると思ったら
ちょっと奥泉光さんのクワコーシリーズに
雰囲気が似てるのかも、です。

妄想が迷走して
何が何やら意味不明、
という辺りがちょっと。

楽しめた本でした。
Mirokuさん、ありがとうございます!


→奥泉光さんのクワコーシリーズ
 「モーダルな事象」、「桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活